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2005.09.13更新

 期日前投票を済ませ、日曜日も仕事をしていたわけだが、総選挙の結果にはいささか動揺した。
 
 総選挙の結果は、自民党の圧勝というか、完勝というものであり、もはや小泉首相は「大統領」になったような感じを受けた(もちろん、いわゆる憲法上、法律上の根拠のあるアメリカの大統領制における「大統領」ではないけど)。

 これで、参議院は郵政民営化法案に反対できなくなったのはもちろん、あらゆる法案に対しても抵抗できなくなった。
 良識の府が機能しなくなる危険性が高い。つまり,今後、様々な問題性のある法案が復活してくるが、それに対する是正は困難になる危険がある。

 また、国民も、郵政民営化法案にゴーサインを出しただけなのに、その他の懸案事項についても政府を承認した、と言われかねず、今後、民意の反映のあり方についてきちんと検証しないといけないと思う。
 誰も、消費税を挙げることに賛成していないが、政府がそれをやった場合、それが民意を反映した政策・法律として通ることになるだろう。
 
 民主党のマニフェストはよく出来ていたと思うが。。。。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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