午後、東京地方裁判所に刑事弁護人として出頭した。
本件での重要証人の検察官による主尋問だ。
検察官は、尋問に苦労されているように見えた。というのも、証人の証言内容が警察官面前調書、検察官面前調書の記述と合っていない点が無視できないほどあり、誘導尋問を繰り返していたからだ。
当然、私は、誘導尋問にはすぐ異議を申し上げた。
また、重要証人は、自分の件は既に確定済みであるので、意外に正直に話をしていたとの印象も受けた。
とはいっても、かなり事実と異なることを平気で証言していたことは明らかで、反対尋問では私の腕が問われることになろう。
刑事法廷が少し早く終わったので、民事事件の弁論準備期日に出頭した(これは、共同代理人に対応を頼んでいたので、欠席予定であった)。
裁判官による、原告の感情を逆撫でした和解勧告での発言に切れそうになりながらも、耐えた。
くそ~、この裁判官については下級審裁判官指名諮問委員会宛てに弁護士会を通じて再任不相当意見を出しておくべきだった。