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2006.06.18更新

 谷川浩司九段が名人戦で2勝したものの、森内名人に4敗して敗退した。
 今年になった調子を落としていたようであるから心配していたが、それが現実となった。

 これで、第17世永世名人である谷川浩司九段のつぎに第18世永世名人となるのは、羽生三冠か森内名人のいずれかだろうことが事実上確定した。両者とも既に名人位を4期獲得しているから、あと1期獲得で通産5期名人位獲得という永世名人に一番近い棋士なのである。果たしてどちらがなるのか。

 私は、谷川浩司九段が21歳で名人になったときに将棋を覚えた。
 おぼろげながら谷川浩司八段(当時)がいきなり名人位になる、ということに世間がセンセーショナルに騒いでいたことを覚えている。確かに、名人位について調べていくと、それは納得なのであった。 
 今、名人戦の主催新聞社について毎日新聞と朝日新聞とが大きくもめている(実質的には、日本将棋連盟の間違った認識、毎日新聞に対する無礼な扱いに原因がある)。これも名人戦の重みというか歴史が原因でもある。
 名人戦は過渡期に入っているが、同時期に第18世永世名人候補が二人もいるという事実は、名人位の重みを考えると、少し戸惑う。
 だから、ここは、もう一度、リベンジして谷川浩司九段が名人位に復位してもらいたいのである。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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