東京都の教員が東京都を被告にして、入学式や卒業式での国旗・国歌の強制を違憲、処分の根拠となった通達は無効と主張した東京地裁判決(21日)が出た。
違憲無効判決。この衝撃は、教育実務に与える影響は大きいだろう。
私は、東京都から中学の社会科、高校の地理歴史科。公民科の教員免許を与えられている。
教育実習にも行った。だから、現状の東京都の余りに細かい通達や全国的にも多い処分の多さには、関心を持っていただけに東京地方裁判所の判決はびっくりしながらも、当然だとも思えた。
石原都知事の考えもあり、控訴は当然される。そうなると、今回の判決が維持されるか分からない。
しかし、司法判断が出たということ、しかも思想良心の自由の侵害を正面から認めた違憲判決がでたことは、教員のみなさんの大きな力となるだろう。
原告ら代理人には友達、知り合いもいた。原告団のみなさん、おめでとう。