弁護士ブログ

2006.10.25更新

 ある民事事件で、証人尋問が行なわれた。
 相手方の弁護士が証人を聞く番になり、私は驚いた。明らかに記録を読んでいない。裁判当事者の名前を間違えるし、証拠の引用もおかしい。
 裁判官は途中から色々と介入しだした。早く証人尋問を終わらせたいという考えが如実に出た介入尋問をしだした。
 本来なら、歓迎すべきことではない。しかし、介入尋問の中身が私にとって有利だったので、そのままにしておいた。

 証人尋問は、依頼者も法廷に来る裁判の中でも極めて重要な手続きだ。通常と異なり、文書による報告書程度では依頼者に説明できないだろう。裁判の後、相手方の弁護士さんが法廷にいた依頼者に対してどのような説明をしていたのか、聞いてみたいと素直に思った。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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