4月は、法曹界も新年度。弁護士会も裁判所も検察庁も、みんな人事異動が行われ、裁判長や弁護士会長、検察官などが交替する。
新任裁判官は、裁判官独立の原則から引継ぎ事件の記録を最初から見て心証を形成しなければいけないので(検察官は、検察官同一体の原則があるから、原則として事件の心証は引き継ぐはずだが)、だいたい4月15日くらいまでは「裁判官が記録を読むのに集中するので裁判期日が入りにくい」と、先輩弁護士から聞いたことがある。
そういえば、昨日、東京地方裁判所に破産申立に行ったが、破産部も結構裁判官や書記官の移動があったようだった。あまり見ない方が沢山いた。
この時期は、気候もよくなるので、ちょっとした春休み感覚になる弁護士もいる。
私といえば、3月も4月も同じペースで仕事をこなすことになりそうだ。
本当は、どんどん仕事をこなし、担当事件を少なくして関心がある勉強にのめりこんでいきたいのだが、幸は不幸か事件が途切れず、当面は事件解決に向けて集中することになりそうである。