弁護士ブログ

2007.06.24更新

 憲法改正問題は、どこに行ったのだろうか。

 私は、法律家の1人として、今の憲法を大切に思っている。そりゃ~、社会の変化に憲法の規定が合わなくなっているという点がないこともないが、今の憲法そのものを大きく改正する必要性などないと思っている。
 社会の変化などに対応するには、憲法を改正するのではなく法律を創設ないし改正すればいいのからである。

 国民改正国民投票法が成立し、憲法改正問題が現実化しているのに、年金問題が発生したために、この点を十分選挙にて議論されなくなってきた虞がある。
 仮に、3年後に憲法改正のための発議がなされるとすれば、今回の参議院選挙で選ばれる参議員はその投票権を持つことになるから、憲法改正に対する見解を聞くことは重要なのだが、どうもこの点を明確にしている選挙候補者はあんまりいないというのが率直な印象である。
 
 日本の法的感覚は、大丈夫なのだろうか。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

SEARCH

ARCHIVE

  • ヒューマンネットワーク 三森法律事務所
  • 弁護士ブログ
  • ヒューマンネットワーク 三森法律事務所
  • 弁護士ブログ