弁護士ブログ

2008.04.18更新

 オフの日、家族とタクシーに乗り帰宅した後、自宅で明日の予定を確認しようとしたら、弁護士日誌(業務手帳)が見当たらない。

 弁護士には、電子手帳とか携帯電話のダイアリーなどでスケジュール管理をしている人もいるけれど、私は、全国弁護士共同組合から毎年もらう「弁護士日誌」でスケジュール管理をしている。

 いつも弁護士日誌を持ち歩いているのは、私の携帯電話番号を知っている顧問先などの特定依頼者からいつ電話があっても対応できるようにするためである。
 
 あせった、というか、目の前が真っ暗になった。

 1週間くらいのスケジュールは記憶しているし、事務所のパソコンで2週間くらいはスケジュール管理しているが、その先が分からない。
 また、手帳には、裁判所への準備書面の提出期限やそれなりに秘密にしておきたい情報も書いてある。

 タクシー代を払ったときは手帳を持っていた記憶があるから、なくしたとすればタクシーの中だ。
 さいわい、領収書をもらっており、そこには無線番号と事業所の電話が書いてあったので、「すぐ手帳は見つかるだろう」と思って、タクシー会社に電話した。

 そうしたら、「ありません」という。

 タクシー会社から電話をもらう前に、手荷物やタクシーから降りた場所から自宅玄関まで手帳を探してみたが、どこにもないので、てっきりタクシー内に落としたと思っていたのに。。。。

 何度も行動を反芻して、「やはり、手帳を落としたのは、タクシー内しかない」

と思い、(深刻そうな声のトーンで・・・実際に、深刻であったが)もういちど、タクシー会社に確認すると、しばらくたって、
「タクシーの助手席のドアのポケット内に入っていました」
と連絡があった。

 よかった。と思ったものの、すぐに手帳がないと裁判に出られない(裁判では、裁判終了後に次回期日の日程を決めるが、手帳がないとそれができない。たまたま、次の次の日に裁判が2件あった)。

 仕方なく、宅急便で送ってもらうのは間に合わないので、翌日、事業所に戻ったタクシーがタクシー会社の遺失物預かりにおいて保管しておいてくれた弁護士日誌を取りに行った。

 タクシー会社の遺失物メモ欄には、しっかりと、「弁護士日誌(茶色)1冊」とあった。

 あぁ、はずかしい。
 でも、よかった。助かった。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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