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2008.05.21更新

 宇都宮地裁によると、下山容疑者は4月3日、宇都宮地家裁足利支部長に着任。しかし、4月10日に宇都宮地裁に東京高裁から「下山判事が捜査対象になっている」との連絡があった。西岡清一郎地裁所長は同日、下山容疑者を地裁に呼んで事情を聴き、同日以降、自宅待機とした。その後、自宅待機のまま支部長職にとどめ続けるのは難しいと判断して23日、地裁第2民事部付に異動させた(毎日JP)。

 この裁判官は、ストーカー規制法を知らなかったのか。しかし、匿名でメールを送信していたし、送信がインターネットカフェだったことなどから、ストーカー規制法の内容は十分知っていたのだろう。

 いびつな恋愛感情の発現に、職業は無関係だ、ということだろう。

 しかし、4月10日の時点で、東京高等裁判所が捜査情報を入手し、それを現場の裁判所に伝えていた、という事実が大変気になる。

 
 密行性が大切な捜査情報を東京高等裁判所が事前に知りえた、というのは、問題ではないのか。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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