午前10時の法廷が5分で終わり、午前11時30分の法廷まで少し時間が空いた。
事務所は本郷だから、いったん事務所に戻ってまた裁判所に来るには移動時間で45分を見ないといけない。
そうすると、事務所に戻ってもすぐにまた裁判所に向かうことになるから、同じ霞ヶ関にある弁護士会館に行き、休憩することにした。
霞ヶ関の弁護士会館は、日弁連会館と東京の3弁護士会の会館が入っている。
東京弁護士会は、ビルの4階から6階までである。
弁護士会館の4階に会員室があり、ここでは雑誌とか椅子、ソファー、机、自販機、コピー機、FAX機などとかがあり、休憩もできる。
ノートパソコンで仕事をしている弁護士もいる。
ただ、最もポピュラーな使い方は、弁護士間の示談交渉の場所としてであろう。
私は、法廷の合間に机に座り、記録を読んだり本を見たりしていたが、全然知らない弁護士同士がやや大きな声を出して事件について話をしていたので、少しそれを聞いてみた。
どうも、遺産分割事件らしい。弁護士同士が丁々発止の会話をしていた。
なんか、司法修習中の弁護修習を思い出した。
気がついたら、法廷の時間になったので、また、裁判所に向かった。