弁護士ブログ

2008.09.11更新

 先日、高校生クイズを途中から見た。

 自分の母校は出場していたのか知らないが、人生の大半を過ごした埼玉県の浦和高校が出場していた。
 
 出場者は、本当に高校生なのか、というくらい博学だった。高校で習わないような問題をどうして解けるのか、不思議だ。
 難解な回答を平気でしたり、回答に至るまでの問題の読んで回答してみせたりするなど、まさに驚嘆するくらいだ。
 
 ただ、どうも高校生クイズで番組編成上、出場者の関係者が納得できない編集がなされた模様である。

 番組放送時間は無限ではないから、編集作業は仕方がない。
 番組をドラマチックに魅せるための編集も、ある意味、番組制作者の力量でもある。

 ただ、日テレの高校生クイズとは、伝統的な様式美、作法のようなもの、高校にエコひいきをしない(全国的に有名な進学校のみを重視しない)といった、いわば視聴者や出場者との無形の契約というか決まり事、当たり前の前提のようなものがあったように思う。
 長寿番組と言われれるものは、このような要素が、少なからずある。

 そして、視聴者や出場者は、その不偏的な要素を前提にして楽しみにしているのだから、できれば、やたら「編集」ということで、「高校生クイズ」はいじらないでほしかったと思う。
 スタジオだけの番組編成も、ちょっと物足りなかった。

 もちろん、視聴者と番組制作者との間で、何らかの契約などはないし、番組編集権は表現(放送)の自由の中核的な要素なので、テレビ局が自由にやってもいいのだが。

 ただ、決勝戦は、全部見たかったな。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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