弁護士ブログ

2009.07.11更新

 ある裁判出頭のために、東京地方裁判所の傍聴席に座っていたら、過払い請求事件で原告が一般の方で傍聴席に女性の司法書士が座っていた。
 
 裁判官は、原告が素人であることが明らかだったが(本人訴訟という)、この方が傍聴席で待機をしている時点からアドバイスをしている女性がいたので、裁判官は、傍聴席の女性の司法書士と話をし始めた。

 司法書士は、地裁では法的な代理人になれない。だから、このように、裁判所が地裁の場合は、傍聴席まで来て、原告にアドバイスをするようなことをする。
 裁判官によっては、司法書士を無視する人もいるが、本件の裁判官のように事実上いろいろと質問をする人もいる。

 いずれにしても、このような司法書士の行為は、弁護士法の脱法行為であり、まさに実質的には非弁活動であると思う。

 裁判官もこのような行為を容認してほしくないものだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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