弁護士ブログ

2010.05.29更新

 法科大学院の中に初めて撤退する学校が出現した。

 法科大学院も学生が集まらなければ、当然、存続できない。
 法科大学院は、司法試験の受験資格を得ること、当然ながら司法試験に合格すること、さらには将来の法曹になるための基礎知識をつけることができると考えるからこそ、高い授業料を払ってでも学生は通うわけである。

 そのため、合格実績が上がらなければ、法科大学院はいずれ撤退することは避けられない。
 年間合格者数が3000名になる可能性が徐々に低くなれば、この傾向に拍車がかかる。

 私は、母校の司法試験受験システムにいまだにかかわっているから、法科大学院の考えはよく理解できる。
 また、私がお世話になった先生方も法科大学院の教員をされているので、現場はいろいろと大変らしい。
 
 現在、法科大学院が乱立しているという気がするので、撤退の動きはまだ続くだろう。
 
 そして、撤退校の現役学生のケアを十分考えなければならない。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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