弁護士ブログ

2005.04.29更新

 明日から、多い人で10連休だ。
 実にうらやましい。私の場合、4月29日、5月5日、6日は仕事で事務所に来るからだ。
 
 GW中に仕事のことは完全に忘れたい。そのためにも、今日までに重要な起案を完了しておこう、と思ったのだが、今日やったことは不動産売買の準備、損害賠償事件の被告側準備、診療所に行って風邪の処方箋をもらってきたこと、告訴状の起案程度で、控訴理由書の起案や刑事事件の書証読み込みまでは出来なかった。

 最近、勉強する時間が少なくなっている。仕事をこなしているから収入は安定しているけど、そろそろ充電がしたい。
 GW中は、温泉につかり、英気を養い、リフレッシュすることにしたい。
 気になっている事件のことは、しばし忘れて。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.29更新

 陳述書とは、裁判に提出する書証のひとつで、主に事件関係者の主張を文書化したものだ。
 原告、被告、証人候補者などについて、事前に陳述書を出し、これをもって法廷での尋問時間短縮を実現する、という機能も有している。

 多分、裁判官は陳述書を信用していないだろう。
 だって、契約書、領収書などの裁判になる以前に客観的に存在した書証と異なり、陳述書は裁判の原告や被告の代理人が関係者から事実や意見の聴取をした上で事後的にまとめたものだからである。
 陳述書には、提出側にとって都合の悪い事実など、通常、書かれない。
 だから、私も、相手方が提出してきた陳述書は、信用しないし、尋問のネタを拾うことにのみ利用しているというのが実際だと思う。

 ただ、陳述書の信用性が全くないのか、といれば、それは間違いである。
 代理人が自身の信用性を賭けて作成し、あるいは作成に関与し、裁判に提出したものである。
 おおっぴらに間違いだらけのものは出せないのだ(弁護士としての信用性が毀損されては、裁判所での仕事が出来なくなる)。弁護士は、国選弁護人、破産管財人、個人再生委員など、裁判所からもらう仕事もあるので、裁判所に嘘をつけるわけがない。

 私の場合も、都合の悪い事実はあえて書かないことがあるが、嘘は書かないし、書けない。
 ただ、ある裁判官に聞いたら、陳述書が出る前に、すでに心証は決まっている、という。
 陳述書を過度に信頼することは、間違いだが、参考程度にはなるだろう。
 この程度に陳述書の証明力を考えているほうが、実は、無難なのだ。
 作るのは、大変なのにね。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.28更新

 昨日、刑事法廷の合間に東京弁護士会に寄ったら、弁護士会館4階で何らかのトラブルが発生し、救急車が駆けつけ女性がストレッチャーで運ばれていた。階段に血が付着していたというし、傷害部位は頭部だとも警備員が言っていた。
 警察官も来ていたので、事件性はあったのだろう。

 弁護士会館を多数利用する、現役弁護士としては、是非、真相が知りたい。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.27更新

 午前8時過ぎに自宅を出て、長男を幼稚園に登校させる。
 その後、地下鉄で霞ヶ関駅に向かい、午前9時40分ころに東京地方裁判所に到着する。
 今日は、一日中、刑事法廷に弁護人としていなければならない。

 平成17年4月、つまり、年度初めの法廷だということもあって、検察官、裁判所書記官が交代していた。弁護人は、不動の面々だ。

 裁判は、午後5時までかかった。次回も、同じ証言者が証言台で証言する。

 午後6時前に事務所に着いたので、FAX、電話などの処理を続ける。
 そして、今、ブログを事務所で書いている、というわけだ。

 明日も、頑張ろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.26更新

 私は、今、自宅から長男を連れて一緒に幼稚園に登園し、長男を送り届けた後、事務所に向っている。
 通常、ドアツードアで50分程度の通勤時間が1時間40分くらいに増えてしまう。
 体調がすぐれない奥さんの負担軽減のために私が長男を幼稚園まで送っているのである。

 今日は、午前9時40分に事務所入りし、10時から東京弁護士会会館で相手方代理人と面談,午前10時30分から東京地方裁判所で裁判出頭,午前11時30分から12時30分まで打ち合わせをし、午後1時から2時半まで知的所有権に関する打ち合わせをした。
 そして、和解ずみの事件処理のための銀行送金や、裁判所に提出する書類作成、不動産売買の代理人などを行い、午後7時に事務所を出て、警視庁にて被告人と接見し、裁判の打ち合わせをし、午後10時30分に自宅に着き、入浴後、明日東京家庭裁判所に提出したい書類作成をする。

 長男と幼稚園に行くのはしんどいが楽しい。親父の特権である。
 しかし、その反面、貴重な午前8時から午前10時までのデスクワークができなくなる。
 悩ましい。
 明日は、午前10時から第一回目の民事裁判出頭準備のため、早めに事務所に出なければならないので、長男と幼稚園に行くのは断念するしかない。

 明日も、裁判2件あるけど頑張ろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.23更新

 午前中は、電話ばかりかけていた。
 依頼者であったり、裁判所であったり、訴訟の相手方であったり。
 午後は、簡易裁判所で仕事。
 相手方の協力もあって、無事、事件終了。
 相手方には申し訳ない気持ちでいっぱいだが、弁護士としてはベストを尽くした。
 
 午後6時から、東京弁護士会会館で不動産登記法の講義を受講し、改正不動産登記法の勉強をした。

 自宅に帰るまでに、行きつけのラーメン店で夕食をとったが、定番のメニューが消えていたのと味がやや落ちていたことにショックを受ける。

 自宅で、酒を飲む。ひとりで飲む。
 この脱力感が最高である。
 
 明日(正確には今日)も仕事だ。頑張ろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.21更新

 委任契約書の日時を確認したら、平成13年後半の日時だった。
 
 本日、やっとある民事事件が終結した。

 依頼の趣旨に完全に適う結果を出せた。困難な仕事であったが、終わってみれば何てことないとも感じる。
 しかし、記録ファイルの分厚さや作成した書面の多さをみると、折に触れての様々なシーンが脳裏によみがえる。大変だったなー。
 
 ところで、弁護士は裁判官と違い、依頼者から受任した後も打ち合わせを繰り返し、事件処理をする。
 だから、依頼者との関係も、事件処理期間中よりもその後の関係のほうが長く続くことが多い。
 この点が、裁判官、検察官と違った弁護士の特徴であり、その点に私は弁護士稼業の醍醐味を感じている。
 関係ないが、毎年、お中元やお歳暮にもらう商品の数が増えている。。。。。

 さて、GW後に、依頼者と最終的な打ち合わせと成功報酬に関する協議が待っている。
 よく、弁護士が主人公の刑事ドラマでは、「無罪!!」「よかったね」で終わってしまうが、実は、弁護士にとっては成功報酬の受け取りまでは事件は終わらないのである。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.20更新

 午前中は、来るべき裁判での証人尋問の打ち合わせを2時間たっぷりと行う。
 証人となる素人は、いきなりの法廷では自分のことばで冷静に話ができないから、予め話す内容を事前に決めておき、順を追って証言しやすくトレーニングするわけだ。全ては裁判官に真相を理解してもらうために行う作業である。

 お昼は、依頼者と昼食。新件の事件依頼を受ける。

 午後、とある事件で和解期日に出廷した。
 いやー、和解期日を主催した裁判官は、実にすばらしかった。
 記録を読んで事案を適切に把握し、説明が明快で説得力に富み、かつ、本件の特殊性を十分に理解し、なおかつ結論の落ち着かせ所がすばらしい。
 「独り言なんですけどねー」と言いながらも、心証を吐露し、はっきり言って、何を言いたいのか分からない裁判官と比べると雲泥の差だった。依頼者も納得というものである。
 こういう裁判官にめぐり合うと、「僕は幸せなんだよなー」(笑)。

 2年ぶりに、思わず、「出来る」と驚嘆させた裁判官に会った。

 事件が終わってしばらく経ったあと、こっそり裁判官室にサインをもらいに行きたいものだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.20更新

 入園式翌日、いきなり水疱瘡にかかり、長期休園を余儀なくされていた(でも、月謝は他の園生と同じ)長男が、無事、完治しました(医師による証明書発行済み)。
 これで、長男も明日から思いっきり幼稚園で遊んでこれるというものだ。
 とにかく、勉強は二の次でいいから、目立ってくるのだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2005.04.19更新

 午前中、民事裁判出頭のため,東京地方裁判所民事部をはしご,そのまま午前11時に調停出席のため東京簡易裁判所に行く。話しがようやくまとまってみえてきそうだ。

 午後2時、自己破産申立の打ち合わせ。世の中はまだまだ不景気だ。
 午後4時、債務整理の打ち合わせ。やはり、不景気だ。
 午後5時、歯医者に行く。奥歯の親知らずが虫歯だと聞き、来週早々抜歯することになった。
 気がめいる。

 午後7時から、東京PL弁護団の定期打ち合わせ。
 私は、気がつかないうちに事務局次長だったりする。

 明日も頑張ろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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