弁護士ブログ

2007.03.28更新

 確実に勝てる事件なのに、依頼者がやめると言い出し、空中分解してしまう事件が年に1回くらいあります。これは、しんどい。相手方が負けることを分かっているからきちんと対応して「何とか安くしてくれないか」とか「支払方法をもっと楽にして欲しい」などと言ってきているのに、依頼者からはしごを外されると、代理人としてはどうしようもないのである。
 ただ、人にとって、解決可能であっても、紛争を抱えているという事実からくる負担も間違いなくあるので、依頼者のはしご外しが全く理解できない、ということもない(と言っても、やめて欲しいが)。

 次に、打ち合わせ事項を守らない依頼者や打ち合わせと違うことを話す依頼者は、実に困る。
 打ち合わせに遅れてくることについてはまだ許せるが、例えば、訴訟になっている案件の場合に打ち合わせを無視して話し始める人が稀にいる。
 打ち合わせでは本当の話をするが、裁判で上がっているのかわからないが、間違ったことを言う上に薗点を指摘したら、それを取り繕おうとする(どうして訂正しないのか)。

 この種のタイプについては、未だに理解できない。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.03.24更新

 関東の弁護士には、関弁連ニュースが届く(関東弁護士連合会のニュース)。
 このニュースの最終頁が弁護士の1週間というもので、私はこれを執務の参考にしている。

月曜日
午前中 弁護団会議に出席。今後の方針を確定する。
午後  事務所にもどって、提訴中の過払い事件(利息の払いすぎがあるので、払いすぎの利息分を取り返す裁判のこと。この方は100万円くらい請求されていたが、任意整理の結果、150万円くらいの払いすぎになっていたので、他の会社とあわせて提訴したもの)の被告会社に代金の交渉をする。
    また、破産管財人として管財事件の調査をする。
    事務員に頼み、家庭裁判所まで行き調書を受領してくる。
午後2時 打ち合わせ
午後4時 打ち合わせ

午後9時30分まで事務所で本の原稿を書き、疲れたので自宅に帰る。

火曜日
午前中 法テラスで法律相談。
午後  事務所から事件の相手方代理人や関係者に電話をしたり、文書起案などを行う。
午後2時30分 東京地方裁判所に民事事件で出頭。和解交渉。
午後6時30分に自宅に戻り、そのまま、「フォレスト・イン・昭和館」というホテルに向かう。
ホテルまでの途中で、家族と食事を済ませ、午後9時過ぎにチェックイン。
ホテルの和室内にある、檜で出来ているお風呂に家族水入らずで入る。
当日は、そのまま宿泊。

水曜日
一日、オフ。ホテルを散策後、正午にチェックアウト。そのまま、国営昭和記念公園まで行き、午後4時くらいまで子供たちと遊ぶ。
公園から車で自宅に戻り、食事後に自宅でメールチェック、原稿チェックなどをしたが、基本的には仕事をしないですごす。

木曜日
午前中 打ち合わせ
午後1時15分から3時過ぎまで 東京弁護士会の労働法制委員会に出席。
午後4時 打ち合わせ
午後6時30分 打ち合わせ

 午後10時まで、事務所で電話応対、FAX対応などをしつつ、起案。
 確定申告後は楽になるはずの仕事量が、そうもならずにいる。
 何故なのだろうか。

金曜日
午前10時30分 東京地方裁判所で債権者集会(破産管財人として出席)
債権者集会場から事務所に戻るまでに、友人弁護士(54期)に会い、今、司法修習生として研修中の友人が就職先内定となったことを聞き、ほっとする。今年の就職戦線は、新人弁護士予定者よりも就職先が足りないのではないか、という危機感が弁護士業界にあり、大丈夫かと思っていたからである。

午後 子供(次男)を事務所で預かる。
午後4時 東京地方裁判所で和解期日。
午後5時過ぎから午後7時まで、事務所で起案。
午後7時30分 歌舞伎座隣のベトナム料理店で「カレー部」開催。といっても、参加者が教官,女性弁護士、私だけの3名で部活動を言う規模ではなかった。
 もっと、部員の集まりをよくしなくてはならない、と部長なりに悩む。料理は美味しかった。
 午後9時30分に解散。

午後10時に事務所に戻り、仕事再開。
午後11時過ぎに、さすがにビールが入った体には法律業務はしんどくなったので、そのまま帰宅。

土曜日と日曜日。
 仕事の予定。現に、今、示談交渉の相手方に電話をかけた後、事務所でブログを書いている。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.03.17更新

 ブログの更新を10日程度していなかった。
 まぁ、忙しかった、というのもある。
 実際に、15日には事務所独立後初めての確定申告があり(青色)、同じ日に2年6ヶ月間を弁護人として関与していた否認事件の弁論期日があった。
 弁論要旨は、表紙。目次を入れて7万文字の合計98ページもので、いままでで一番起案した大作であった。
 司法研修所では、あんまり熱心に起案してはいなかった。今の私は司法修習生時代とは全くの別人である(笑)。
 やはり実務では具体的な事件に対する様々なアプローチが大切で、利益と不利益を受ける依頼者のために全力を注げるような体力と能力を備えていたい。

 昨日の16日は、打ち合わせが2件キャンセルになり、事務所でゆっくりと仕事ができた。
 ただ、10日前くらいから引いた風邪がなかなか直らず、今も咳が出るし、のども痛い。ついさっきまで風呂にも入らずに寝ていたのだが、三男の泣き声で目を覚ました。
 
 これから風呂に入るか。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.03.17更新

 3月16日に、堀江被告に対する判決言い渡しがあった。
 裁判には一切関与していないので、どのような証拠が提出されているのかわからない。よって、判決の内容にはコメントできないが、有罪はともなく実刑になるとはあんまり予想していなかった。
  
 むしろ、新聞報道によれば、公判前整理手続きを採用したのに、検察官による証拠の後だしを認めたという裁判所に姿勢には、少し疑問を持った。
 いつも思うのだが、立証責任を負う検察官に対して、裁判所は優しすぎはしないだろうか。
 司法に癒着はないと思っているが(だからこそ、私は刑事裁判の弁護人をずっとやっている),希に「ひどい」と思うこともある。

 即日控訴がなされ、また、保釈が認められたようだが、一審での有罪判決は重い。
 これをどう弁護人らが覆すか、という点に関心がある。

 一方で、ライブドア被害弁護団には、知り合いの弁護士がたくさんいるので、こちら(民事事件)の動向も気にはなる。

 また、ライブドア事件以後にも見つかった粉飾決算について、しかも内容的にはライブドア以上に悪質な粉飾決算であったにもかかわらず刑事立件されていない事件が複数あることについては、もっと気になる。
 どうも捜査側の対応が公平ではない、と感じるわけだ。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.03.17更新

 女優の原史奈さんが結婚された。
 おめでたいが、少しショックだ。
 私は、原さんが「恋のハニカミ」に出演されて以来、私は原さんのファンになり、事務所にも写真集があるくらいだ。年齢(25歳)的にももっと女優としてのステップアップを図るのだろう、と思っていたからだ。
 そういえば、私の奥さんは、原さんに似ていなくもない。

 まぁ、共通の趣味のサッカーがポイントだったのでしょう。
 お幸せに。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.03.06更新

 地方の裁判所で証人尋問を行なった。
 証人が敵性証人だったので、どうなるか心配だったが、無難に終わった。
 ただ、証人が私の質問が終わるまえに回答をしたり、聞いてもいないことを回答したりしたので、裁判官がかなり本気で法廷で怒っていた。
 珍しい。裁判官は気がついていないと思うが、法壇から黒い法服が貧乏ゆすりでこすれる音がシュッ、シュッと音を立てていた。
 
 裁判は、粛々と進む。

 いつも思うのは、尋問は事前準備が全てであることと、出張帰りの電車内のビールが旨いということだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.03.06更新

 大詰めの刑事裁判に出す弁論を作成することと、民事事件の訴状、準備書面起案、確定申告準備、労働法制の原稿執筆、子供の世話などを抱え、とうとう事務所の執務スペースにある椅子の上で気絶した。

 気絶した、といっても単に気がつかないうちに寝てしまっただけなのだが。

 3月15日を過ぎれば楽になる。月末は楽園だ~。
 それだけをこころの支えにして、まだ、事務所で仕事を続ける。
 今日も帰るのは、27時ごろかな~。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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