このような調書を作成することが検察官の仕事とは思えない。
将来の国家賠償裁判において証拠提出をするための「準備」のために作成されたのではないか。
自分がやっていない「犯罪」に関して、「お前しかいない」などと有罪の証拠となった自白を強要した捜査官に対して執行猶予ではなく実刑とされてしまった捜査被害者が「恨まない」ことなどあるのだろうか。
日本の捜査官の人権感覚や隠蔽体質がよく出ているエピソードだと思う。
ちなみに、この事件では当時の捜査担当者は誰も処分されていない、という。
2007.05.29更新
このような調書を作成することが検察官の仕事とは思えない。
将来の国家賠償裁判において証拠提出をするための「準備」のために作成されたのではないか。
自分がやっていない「犯罪」に関して、「お前しかいない」などと有罪の証拠となった自白を強要した捜査官に対して執行猶予ではなく実刑とされてしまった捜査被害者が「恨まない」ことなどあるのだろうか。
日本の捜査官の人権感覚や隠蔽体質がよく出ているエピソードだと思う。
ちなみに、この事件では当時の捜査担当者は誰も処分されていない、という。
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2007.05.27更新
任意整理を受任した。これは、弁護士が裁判所を経由しないで債権者に債務者代理人として関与し、債権者から取引履歴を開示させ、その開示記録に利息制限法の制限利率を適用して真実の債務額を確定し、その後、債務者の支払能力を考慮して債務を整理する、というものである。
私は、弁護士登録した事務所で自己破産、民事再生、特定調停、任意整理などの仕事を沢山していたこともあり、今でもこれらは続けているし、更に最近では破産管財人業務も仕事に加わった。
最近、借金が数百万円もあるという依頼者の仕事をした。これは、もともとある弁護士に法律相談をしたところ、その弁護士は「任意整理はやらない」と言って受任を断ったケースを引きついだものである。
もともと、この依頼者は、高齢の方で誠実に返済を続けていたが、諸般の事情から返済困難になって弁護士に相談にこられたものである。
しかし、私が受任後に調べたところ、大手消費者金融業者からの借金数百万円があるどころか、むしろ過払い金総額が500万円を優に超えることがわかった。
当然、債権者(実は、過払い金債務者となったわけだ)から過払い金の返還を受けることになった。
過払い金元本に利息5%を上乗せして。
この方、相談する前には、いっそ死のうか迷っていた、といわれた。
借金くらいで死ぬなど考えてはいけない、と私は思う。今は、過払い金で旅行に行きたいと言ってくれている。
よかったですね。
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2007.05.27更新
長男は、自転車に随分上手に乗れるようになった。
数ヶ月は補助輪をつけて自動車に乗るのが精一杯だったのに、今では相当上手に補助輪無しの自転車を乗りこなす。
本が好きな次男は、どんどん字が読めるようになっている。
ご飯が大すきな三男は、母親に補助を受けるのではなく、自分でスプーンを右手に持って勝手に食器からご飯をすくって食べている。
子供は、数ヶ月前の感覚で接すると、驚かされることが多い。
子供には無限の可能性があるのだな~。
それと、好きなことにのめりこむ集中力も、子供には敵わない。
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2007.05.18更新
法律相談は、重要な仕事だ。
特に、裁判所や検察庁、顧問先などへ出向く仕事がない場合、事務所で法律相談を受けることが多い。
相談者の方々は、色々と悩みをかかえておられるが、冷静に考えていくとそこまで悩む必要がないことに気がつき、わりかし相談だけで仕事が終ることもある。
相談料は、当然いただいているが(相談中も、事務所賃料、公共料金などの経費がかかるので)、あまり高いといわれたことはない(まぁ、言いにくいのかもしれないけれど)。
最近、土曜日や日曜日に相談に応じることがある。
これは、土曜日や日曜日が相談者にとって都合がいいのと、私にしても事務所に電話がかかってこないから相談に集中しやすいからである。
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2007.05.18更新
事務所のある文京区は、坂が多い。自転車で移動すると大変だ。
私のなじみの店になりつつあるステーキ屋さん(柔道選手がよく来る。谷選手の写真があった)は坂の中腹にあるが、美味いご飯を食べるためには坂も登るのも苦にはならない。
ただ、仕事上、どうしても自転車で移動するのが便利なときがあると、自転車で出動するのだが、坂を登るのがとてもしんどい。
やはり、年なのだろう。
自宅には、電動自転車があるが、それを仕事で使うわけにもいかないし。
たまに坂を登っているときに、私の横をすいすいと通り過ぎていくご老人に出会うことがある。
最初、ショックを受けたが、よくみたらそのご老人(女性)は電動自転車に乗っておられた。
少し、救われた気がした。
しかし、坂のてっぺんあたりから一気に自転車で下ると、風が大変気持ちがいい。
高校時代は、13キロの道のりを45分掛けて自転車で通った。
坂が2つあって、てっぺんまで登りきったあと、一気に坂から降りた。ブレーキは踏まない。
事務所のそばで自転車に乗っていると、たまに高校時代のことを思い出す。
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2007.05.15更新
赤ちゃんポストという制度がある。私は、反対だ。
この赤ちゃんポストというものに、3歳児の男の子が預けられた、という。
私にも、3歳児の男の子がいるので、3歳児の学習能力などは大体推測が付く。
子供がかわいそうでならない。多分、3歳児の男の子は、自分が捨てられたことに早晩気が付くだろう。
母親にも、きっと事情があると思う。でも、私は、母親が姿を現して福祉制度の援助を受けてまた男の子と一緒に生活するようになることを願う。
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2007.05.09更新
7日の月曜日、午前6時過ぎに事務所に出てしまった。当然、仕事のためである。
4日連続で休んだので、郵便物とかFAXなどがたまっていた。
午前6時から午前6時30分まで働いた。
裁判所などはなかったが、事務所で一日中起案とか電話対応とかしていると、あっという間に時間が過ぎてしまった。
久しぶりの仕事に、充実感を味わった。
夜が、「パパの日」ということで早めに帰宅し、家族全員で夕食と入浴をして、マクラ投げをしてから寝た。
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2007.05.09更新
GWは、久しぶりにゆっくり出来た。
奥さんと子供と一緒に郊外に遊びに行き、のんびりと読書と公園を散策。子供とも楽しく遊べた。
事務所には、子供の成長記録ともいうべき写真、動画が外付けハードディスクに保存されているが、これをたまに見ると今の子供との違いに驚くことがしばしばだ。
月日の経つのは、早い。目に見える変化はもちろん、目に見えない子供の変化にも気づいてあげたいものだ。
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2007.05.09更新
弁護士に嘘をつく依頼者は多い。
ここで、「嘘」とは客観的事実と説明との食い違いについて依頼者が認識していることを指す。
どうして依頼者は嘘をつくのか、一度、ゆっくり考えてみた。
かつては、代理人である弁護士に嘘をつくと、結局、自分が不利になる、という実感がないのだろう、と善解した時期もあったが、今はそうは考えていない。
おそらく、私の体験上、①弁護士を信用していない(だって、弁護士は、今まで人間関係がない他人に過ぎないから最初からどこまで本当のことを話せるかわからない)、②人は自分に不利な情報は極力出さないものだ(これが一番多い気がする)、③自分に都合の悪いことを認識していない(これも、多い。この場合、嘘をついているといえるか疑問となる)などの理由があげられる。
私も、依頼者に(間違いなく)嘘をつかれてひやっとしたことが何度もある。
最近も、あった。「そんなこと、聞いてないぞ」
しかし、私は、多分、3年くらい前からは、依頼者に嘘をつかれても、怒らないことにした。
理由は、嘘をつくと依頼者が不利になるが、それは私に責任があるわけではないと割り切ることにしたことと、客観的な証拠との齟齬について冷静に話をすることにより結果的に依頼者が正直に話をしてくれるようになったためである(これは、自分の聴き取り能力が向上したためであろう、と善解しているが)。
いずれにせよ、弁護士は、あくまで依頼者の話を前提に出来る限り真理に近づくように批判的な目をもって事実を見極めつつ、一方で、心はホットに感じつつも頭はクールに保って事件処理にあたることが肝要なのであろう。
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2007.05.09更新
子供の日に、実家に帰省した。
久しぶりに兄弟が全員揃った。
兄弟が全員揃うのは、多分、数年ぶりであろう。
これまた初めてだが、実家の近くの公園で、バーベキューをした。
バーベキューなどのアウトドアは弟が好きで楽しんでおり、私は全くと言っていいほどバーベキューをしないので、私にとっても私の家族にとっても新鮮であった。
晴れた公園で飲むビールは、とても美味い。
子供の日に、子供(と言っても、みんな30歳オーバー)が揃ったことに両親はとても満足げであった。
私にも、同じ思いをする日がきっと来るのだろう。
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