久しぶりに国選事件を担当し、無事、終えることができた。
法テラスから、弁護士報酬額が記載された文書がFAXされてきたが、やはり弁護士報酬は安いと感じた。
これでは、私のような経営弁護士は、国選事件を徹底的に受任することは相当に躊躇するだろう。
ところで、最近、ある雑誌で私選刑事弁護に特化した法律事務所の存在を知った。
その戦略性は、見事といわざるを得ない。
私選刑事弁護事件オンリーで、事務所が維持できるとは、考えたことがなかった。
ただ、この事務所の弁護士報酬を見て、納得した。
私の事務所では、無料である保釈請求、準抗告申し立て、接見などにもきちんと細かく弁護士費用がかかるようだ。
これなら、私選刑事弁護事件を多数こなせば、ひょっとすると民事事件よりも効率よく売上が増える気がする。
だって、この事務所の刑事弁護費用は、その他についてもとっても高い(と感じる)のである。