弁護士ブログ

2010.07.03更新

デンマーク戦あたりから、我が家でもヒートアップ。

午後11時からだから、当然のように、パラグアイ戦は自宅でじっくりと観戦。

前半後半、延長戦ともに勝負がつかず、PK戦になった。

川島GKは、調子がよかったので期待したが、全部のPKを防げなかった。でも、これは仕方がない。
駒野選手がPKを外したのも、仕方がない。本来は、PK戦以前の段階で勝負を付けなければいけないからだ。

しかし、最悪の前評判を覆し、日本チームは本当によく頑張ったと思います。
サッカー選手や監督は、対戦相手からの酷評はともかく、日本のマスコミ、サポーター、ファンからも負けると総攻撃を受ける半面、結果を残すと称賛される、という真逆の対応を受けるリスクというか試練にさらされている。

日本のサッカーの今後を考えるとき、試合に負けると酷評し、勝てば称賛するというような対応は、やめるべきではないかな、と思います。その都度その都度の対応は、選手には励みには側面があったとしても、一つのコンセプトをもとにじっくりとチーム作りをするときには、マイナスになると思うからです。

とにかく、日本チームの選手、スタッフ、監督のみなさん、お疲れさまでした。
ブラジルでの次のW杯は、ベスト16を突破できるように、あせらずに頑張ってください。
あまり期待せずに(本当は、期待をしながら)応援いたします(プレッシャーにならないように)。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2010.07.03更新

今日の朝日新聞で、千葉地検が裁判員裁判での完全無罪事件を控訴するとの報道に接した。

千葉地検は、裁判官だけの審理である東京高等裁判所での裁判では、有罪判決を期待できると考えての判断であると思う。

確かに、日本の法律では、アメリカと異なり、無罪判決に対する検察官控訴は許されているが、裁判員制度を導入した趣旨には刑事裁判での裁判官だけの審理には裁判官の独善、社会通念に照らせば非常識な事実認定という弊害があったことを率直に反省しそれを一般国民の視点から是正するというものがあったと記憶している。

そうだとすれば、最高裁判所の裁判官への通達にもあったとおり、基本的には裁判員裁判での判断を尊重すべきであるので(実際に、検察官は裁判員裁判での一部無罪判決には控訴していない)、検察官控訴は問題であると思われる。

私は、被告人の法的立場の安定の見地からも、裁判員裁判での無罪判決でも裁判官のみの無罪判決の双方にも、極力、検察官は控訴すべきではないと思う。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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