弁護士ブログ

2008.08.17更新

 オリンピックは、真剣勝負だ。
 だから、ドラマをあまり見ない私でも、どんどん引き込まれてしまう。
 
 4年に1回しかないスポーツの祭典、それも国家の威信をかけての勝負ごとだから、それぞれの国や選手の気合いの入り方が半端ではない。

 だから、出場種目で連覇する、なんていうことは、もはや超人レベルであって、人間と考えないほうがいいようにさえ思う。
 継続してきた努力やその才能は、常人には理解不能だ。
 連覇できなくてもいい。負けてもいい。
 金メダルなんて、そんなに何度も取れたら、ありがたみがない。
 べストを尽くせば、それでよし。
 すごいな~、オリンピックに出られて、くらいで見ていると、すべての選手がいとおしくなる。
  
 また、予想通りの活躍をした選手のほかに、その存在さえあまり知らなかった選手(すみません)が活躍して、素晴らしい笑顔やコメントを残すのを見ると、これもまた感動である。
 
 ただ、視聴率を取れないとまずい、というテレビの限界はあるだろうが、人気がないマイナー種目やあまり目立たない選手にも、きちんとテレビ中継をお願いしたいものだ。
 
 私の親類に日本記録を持っているオリンピック選手がいるが、競歩という超マイナーな種目のため、認知度はものすごく低いレベルだと思う。
 彼らも日本代表選手。勝てば賞賛されて、急にテレビに出られるが(フェンシングの太田選手のように)、勝てないと無視されるといってもいいくらい、報じられない(さすがに結果だけは新聞に載るが)。
 競歩やってた親類の苦労話を聞くと、それはもう、プロジェクトx並に感動秘話があって、涙なくして語れないものだった。
 でも、そんなことは、誰も知らない。
 
 選手のモチベーションやオリンピックの意義(参加することに意義がある)を考えると、また、放送法の理念に鑑みれば、オリンピック放送はもっと時間配分を公平にやってもらいたいものだ。
 (男子柔道の鈴木選手が1回戦敗退した試合とか鈴木選手の涙ながらのインタビューなんて、そんなに繰り返して流さなくてもいいのではないか。鈴木選手に気の毒だ)。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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