弁護士ブログ

2008.09.29更新

 弁護士の場合、この種の事例に限らず、所属弁護士会や日弁連から懲戒処分がなされると、「自由と正義」という、弁護士全員に郵送配布され、かつ、誰でも購入できる会員誌に名前と事務所の所在地、懲戒理由などが掲載される。
  
 だから、懲戒処分を受けるということは、処分の内容以前の問題として、とっても不名誉であり、自分の人間としての品格やプロとしての威厳に大きな傷がつくものである。
 私は、一度も懲戒処分を受けたことがない。

 なお、今回の検察官と検察事務官への懲戒処分は非公開であった。
 非公開で、今後、セクハラなどの問題行為再発が防げるのだろうか。

 検察官は、捜査権限のほか、起訴権限を持っており、刑事司法行政上、大変特殊かつ不正義が許されない職業であるのに。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2008.09.11更新

 先日、高校生クイズを途中から見た。

 自分の母校は出場していたのか知らないが、人生の大半を過ごした埼玉県の浦和高校が出場していた。
 
 出場者は、本当に高校生なのか、というくらい博学だった。高校で習わないような問題をどうして解けるのか、不思議だ。
 難解な回答を平気でしたり、回答に至るまでの問題の読んで回答してみせたりするなど、まさに驚嘆するくらいだ。
 
 ただ、どうも高校生クイズで番組編成上、出場者の関係者が納得できない編集がなされた模様である。

 番組放送時間は無限ではないから、編集作業は仕方がない。
 番組をドラマチックに魅せるための編集も、ある意味、番組制作者の力量でもある。

 ただ、日テレの高校生クイズとは、伝統的な様式美、作法のようなもの、高校にエコひいきをしない(全国的に有名な進学校のみを重視しない)といった、いわば視聴者や出場者との無形の契約というか決まり事、当たり前の前提のようなものがあったように思う。
 長寿番組と言われれるものは、このような要素が、少なからずある。

 そして、視聴者や出場者は、その不偏的な要素を前提にして楽しみにしているのだから、できれば、やたら「編集」ということで、「高校生クイズ」はいじらないでほしかったと思う。
 スタジオだけの番組編成も、ちょっと物足りなかった。

 もちろん、視聴者と番組制作者との間で、何らかの契約などはないし、番組編集権は表現(放送)の自由の中核的な要素なので、テレビ局が自由にやってもいいのだが。

 ただ、決勝戦は、全部見たかったな。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2008.09.09更新

 選挙である以上、立候補が可能になった時点で立候補をすべきだと思う。

 特に、選挙が与党総裁、日本の総理大臣の選任を兼ねるときは、なおさら慎重に立候補を検討すべきだと思う。
 
 選挙に出られないとわかっていながら、立候補を表明し、そしてテレビ番組にも出てしまうというのは、無責任を通り越して、国民をばかにした単なる「馬鹿」だと思うのは、私だけだろうか。

 麻生幹事長の経済政策は、支持できない。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2008.09.02更新

 福田首相が総理大臣を辞職する、という。
 ただ、当然ながら、議員は辞めない。
 
 後任の総理大臣は、麻生自民党幹事長になる(と思う。これは規定路線なのだろう)。
 もう決まった、ような感じだ。
 
 福田首相も、三権の長の1人である総理大臣を「やーめた」というのだから、熟慮にも熟慮を重ねたのだろう。
 政治家の真価は、その進退いかんにかかっていると思える。

 しかし、そうは言っても内閣を改造して新たにやる気を見せていたのは1か月前。
 一体、何があったのだろう。
 消費者庁は、ほんとにできるのか、心配だ。

 私は、一介の若手弁護士だが、頼まれた事件を辞任したことは、たぶん、3回あるかどうか、である(面倒くさい任意整理も含めて)。

 頼まれた仕事、それも国民の代表である国会により選出されてなった総理大臣の仕事を放り出す、というのは、どういう心境なのだろう。

 退任会見を聞いたが、やはり説明不足であろう。

 総理大臣を辞めるのなら、国会議員も潔く辞めればいいのに。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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