弁護士ブログ

2008.10.30更新

 事件の相手方代理人が、自分よりも司法研修所の期があとの弁護士であることが多くなった。

 私は、弁護士登録をしてから9年経つ。
 その間、弁護士も数千人増えたから、上記の減少は、至極、当たり前の現象なのだろう。
 無礼な奴もいて、たまにムカつくこともあるが、しかたあるまい。

 最近では、司法研修所を卒業したのに就職できない弁護士がいる、という。
 それも、弁護士そのものに問題があるのではなくて、単に求人がない、というのが主な理由と聞く。
 日弁連の方針に間違いがあったのではないのか。
 
 また、司法修習の引き受け先もあまり確保できないという。
 事務所が増えていないので、これも仕方がないのであろう。

 そこで、来年、私は事務所で司法修習生の修習を受け入れることにした。

 実は、誰でも司法修習生を受け入れることができるというのではなく、それなりに条件もあり、しかもその条件を満たす場合は金がかかるので、司法修習生を事務所で受け入れるということは経費の増加、持ち出しになることを意味する。

 ただ、自分もかつて司法修習生だったし、その恩は、終生、忘れえない。

 だから、今回から司法修習生を受け入れることにしたわけだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2008.10.11更新

 岡山県で法テラス岡山に対して弁護士報酬を水増し請求をしていた弁護士がいるそうだ。

 警察署から接見記録を取り寄せて、事実の裏付けをしているのだから、たぶん記事は事実だろう。

 当事者は、大学教員から副検事になり正検事になったあとに弁護士になっている。

 元検察官の弁護士だから法律家であり、自分の仕事以上の請求をすることが詐欺罪になることを知らないはずがない。

 誤記による請求という可能性もあるが、現実的にはそれはないだろう。
 通常、弁護士は自分の予定を手帳等に残し、法テラスへの請求に際しては事実の間違いがないか慎重に確認して報告書を出すからである。
 
 私も法テラスで契約している弁護士である。
 法テラスの職員は、収入が乏しい方のためによく頑張っていることを知っている。

 確かに、法テラスの報酬基準は、どうしてこんなに定額なのか、と疑問が残る場面が多々ある。
 しかし、法テラスは昔の法律扶助制度の発展型だから、法テラス経由の事件が事務所の報酬基準より低額であっても、法テラスと契約している弁護士は、きちんと仕事をやっている。

 だから、このようなことがあると、制度に対する信頼感低下や契約弁護士に対する不信感が醸成されて、大変迷惑である。

 ご本人による、真摯な説明を求めたいと思う。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2008.10.09更新

 物理学賞の3名の博士に続き、化学賞でまた1名の博士の日本人受賞者が出た。

 ただ、物理学賞の1名、化学賞の1名は、ともにアメリカでご活躍されていた天才であった。

 受賞内容に関する記事を何度も読んでみたければ、さっぱり何の事だか分らない。
 
 「対称性の破れ」? クオークを6個と予言?
  さっぱりわからない。

 ただ、人類の進歩、物理学の解明には極めて素晴らしい研究であった、ということであり、同じ日本人として誇りに思います。
 
 ただ、受賞者はみなご高齢であり(87歳、80歳という博士がおられた)、ノーベル賞をもらうためには、素晴らしい研究と成果を残すと同時に、心身ともに健康でバランス感を失わない生活を続けていくことが大事だ、ということを実感したのも、事実である。

 おめでとうございます。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2008.10.02更新

 ほぼ全員といってもいいくらいの全国の弁護士は、この地裁判決は予測できたと考えている。
 
 私も、ユーチューブで発言がなされたテレビ番組をみたけれど、発言は挑発的でひどい内容だった。

 判決文を読んでいないので詳細を語る資格はないが、おそらく控訴しても結論そのものは変わらないだろう。

 不当な懲戒請求を受けると、本当に辛い。

 今回の判決が弁護士懲戒制度を正しく理解するきっかけになれば、いいと思う。

 原告の弁護士は、何も橋下弁護士から賠償金をとることそのものが目的とは思えないので。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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