特定の刑事事件において、裁判員制度がスタートした。ただし、1審のみ。
実際の刑事裁判が始まるのは、まだすこし先になるが、いろいろと問題点を指摘する専門家もおり、今の制度設計が万全か、というと、私も少し物足りないと思う点はある。
司法の民主化、司法への国民参加という観点からは前進。
一方、これほどの制度の是非が争われている制度をいわば見切り発車的に推進してもよいのか、という問題はどうしても、残る。
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でも、非常識な裁判官に常識的な考えや見方を提供する市民裁判員の存在意義は大きいと思う。
もっとも、私の周りの市民の方は、みんな裁判員制度に反対なんだよね。
参加したあとに精神的な病気になるかもしれない制度って、本当にいいんだろうか?