弁護士ブログ

2011.08.07更新

 依頼者の方から、
 「先生は、そんなに働いて大丈夫なのですか。メールは、午前5時くらいに送ってきているようだし、そうかと言って午後9時過ぎに事務所に電話しても電話に出ることがあるじゃないですか。ちゃんと、生き抜きをしていますか?」
と聞かれることがある。

 確かに、夜遅く朝が早いと、「寝ていないのではないか。」と思われても仕方がない。
 私の場合、子供と過ごす時間を作るため、朝早く働き、夜はさっさと切り上げる、という生活を選んだ。これは、事務所と自宅が近い、という地理的要因が可能にしていることではある。

 ワークライフバランス、ということを心がけ、末娘が結婚するまでは弁護士でも現役でいよう、とおもっている。

 ただ、私がやっている仕事は、基本的に「紛争」であり、簡単に解決しない。
 相手方代理人に恵まれて(これは、代理人が非常に社会常識にも正義にも合致した素晴らしい対応をとられる尊敬すべき方、という意味である)、難事件がそれほどもめずに解決する、という例もあるが、なかなかそのような代理人には会えない。

 困ったもんだ。

 そこで、私は、息抜きとして何をしているかといえば、

 1 子どもと遊ぶ
 2 テニス
 3 子どもが寝た後に妻と映画を見る。最近、「大奥」「ガンツ」「悪人」を観た。
   全部、ツタヤからのレンタルであるが。
 4 酒(つまみなしで日本酒、ワインを飲む。ウイスキーはほとんど飲まない)

である。
 
 あと、一日に多分、コーヒーは5から7杯は飲むので、これもリフレッシュにはつながっているとおもう。
 それと、法律の本を読むのも、実は、楽しい。
 
 今度、法律関係の本を出版しようとおもう(もちろん、できれば、の話)。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2011.08.07更新

 最近の報道で、司法修習生の就職未定率が43%だということを聞いた。

 43%がどのような調査方法を取ったかによって、その意味も違ってくるとは思うが、ここ数年の就職難はいろいろなところで聞いたし、実感もしている。

 私が弁護士になった11年前は、内定が取れない司法修習生はいなかったとおもう。
 私も、最終的には、4つの法律事務所から声がかかった。

 しかし、おそらく、60期以降とそれ以前とでは、体感している就職戦線は全く違うものなのだろうとおもう。
 
 もはや、就職してイソ弁になる→ボスをみたり経験を積んで力をつける→自分で稼ぐようになる→独立へ、という従来の路線は、崩壊寸前なのだとおもう。
 
 今は、司法修習中に何とか独立するための予算を作って、即独立(ソクドク、という)するのが都心でも一般化するしかないとおもう(就職先がないのだから、自分で就職先を作るしかない)。

 弁護士のスキルは、弁護士会の研修に参加したり、先輩弁護士と事件を一緒にやったり弁護団に加入するなどして、自ら実践するしかないのだろう。

 弁護士の数のみが増えて、事件が増えなければ、仕事がない弁護士も増えるため、新人弁護士を採用する事務所も増えないというのは、残念ながら、現実なのだろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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