弁護士にとって、守秘義務は重い。
守秘義務と真実義務がぶつかるとき、弁護士は守秘義務を優先する。
よく、無料法律相談とかでの話には守秘義務がない、と勘違いしている市民がいるけれども、守秘義務は相談対価の問題でもなく、弁護士の職務上の当然の義務なのである。
だいたい、内緒話を守ってくれない人に、ホントのことを話す人は、いませんよね。
ですので、弁護士が職務上知りえた秘密は、守秘義務の対象として、依頼者本人がそれを解除するまで、未来永劫、お墓まで持っていかなければならないものなのである。