がんばること、日本人には美徳とされていると思います。
しかし、がんばる、ということはとても大変です。仕事にがんばる、勉強にがんばる、育児にがんばる、などいろいろと大変なことをがんばるのはいいのだけど、それがかえって自分に過分なプレッシャーをかけてしまうこともあります。
特に、周囲から「あのひとはがんばりやさんだ」とか「弱音をはかない人だ」とかの評価を得てしまうと、おのずと辛いときやしんどいときに自分の弱さをさらけ出せずに「がんばってしまう」ということもあるようです。
「がんばってしまう」ということで「がんばれれば」いいのだけど、自分の精神的ないし肉体的なバランスを壊すほどがんばるのは、よくない。すべきでないことです。
私も、弁護士に成り立てのころは、本当に「がんばりました」。徹夜し放題、がまんし放題でした。
しかし、今は、あまり「がんばりません」。
要領がよくなったから、かもしれませんが、「がんばる」といい仕事ができない、いい家庭人でいられないことに気が付いたからです。
だから、私は、奥さんや子供に「がんばれ」ということを止めました。
「がんばる」のではなく、昨日よりも前進した自分に気が付けばそれでよいのです。