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2005.04.20更新

 午前中は、来るべき裁判での証人尋問の打ち合わせを2時間たっぷりと行う。
 証人となる素人は、いきなりの法廷では自分のことばで冷静に話ができないから、予め話す内容を事前に決めておき、順を追って証言しやすくトレーニングするわけだ。全ては裁判官に真相を理解してもらうために行う作業である。

 お昼は、依頼者と昼食。新件の事件依頼を受ける。

 午後、とある事件で和解期日に出廷した。
 いやー、和解期日を主催した裁判官は、実にすばらしかった。
 記録を読んで事案を適切に把握し、説明が明快で説得力に富み、かつ、本件の特殊性を十分に理解し、なおかつ結論の落ち着かせ所がすばらしい。
 「独り言なんですけどねー」と言いながらも、心証を吐露し、はっきり言って、何を言いたいのか分からない裁判官と比べると雲泥の差だった。依頼者も納得というものである。
 こういう裁判官にめぐり合うと、「僕は幸せなんだよなー」(笑)。

 2年ぶりに、思わず、「出来る」と驚嘆させた裁判官に会った。

 事件が終わってしばらく経ったあと、こっそり裁判官室にサインをもらいに行きたいものだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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