弁護士ブログ

2007.02.22更新

 信じられないが、事実のようだ。
 私は司法研修所53期で、同じ年の春に52期が司法研修所を卒業し、私が秋だったので、結局、その年は1100人くらいが弁護士になったが、苦労はしたけど就職ができないということはなかった。

 せっかく、多くの難関を突破して(リスクをとって)司法試験に合格し、その後、法曹になろうにもそのなる就職口がないとなれば、果たして法曹のレベルが維持できるだろうか(優秀な人間が目指す業界たりえるだろうか)。弁護士って、結構しんどい仕事だし。
  
 法曹人口の増加って、性急にやるべきことなのだろうか。
 私としては、もっと裁判官、検察官を増やして欲しいと思っています。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.20更新

 良かったこと
 事務所での執務時間に制約がなくなった。
 子供が事務所に遊びに来て、打ち合わせ室で長男と次男が勉強して私が教えたり、私の机の後ろで三男がすやすやと寝ているような姿を見ることができるようになったこと。
 名刺に自分の氏名のついたものを依頼者に渡すと、オーナー弁護士ということで信用してもらえているらしいこと。
 
 悪かったこと
 経費が多くなったこと。
 同僚弁護士がいないので、気分転換とか法律問題の解決に戸惑うこと、事務所に飲み仲間がいないこと。
 
 とはいえ、家族の様子を見る限り、独立して一応はよかったのだと思う。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.15更新

 日弁連がオウム真理教元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(51)の控訴審を担当した弁護士2人について刑事訴訟規則に基づく東京高裁からの「処置請求」に対し処分しない決定をしたそうだ。
 これは正当だと思う。
 なぜなら、実は、東京高等裁判所の処置請求の背景には複雑な事情があり(だから、ここでは公にできない)、私自身、処置請求そのものが東京高等裁判所の欺瞞にあふれたものだとの認識を持っていたからである。

 しかし、東京高等裁判所は、弁護士会に2人の懲戒請求をする方針を明らかにしたという。
 
 どうして、東京高等裁判所がここまで頑ななのか、よく分からない。
 自信を持って行った処置請求が日弁連によって拒否されたからだろうか。
 弁護士に対する威嚇行為のつもりなのだろうか。
 
 裁判所も誤りを犯す。今朝の朝日新聞には最高裁判所が裁判員フォーラムの業者との契約で不正経理を行ったと国会で認めた記事があった。
 
 東京高等裁判所には、一度、冷静になってもらいたいものだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.11更新

 土曜日、朝の午前9時10分に長男とともに幼稚園に登園した。
 午前9時45分から幼稚園のホールで年長さんと年中さんによる歌と劇の発表会があり、私は長男の歌と劇を見に来たわけである。
 
 幼稚園ではビデオ席というのがあり、ビデオを撮影するときは部屋の後ろに立ってビデオを撮影しなければならない。写真だけなら、イスに座って撮影できるのだが。

 私は、当然、ビデオをまわして、あとでパソコンでビデオにタイトルを入れたり編集をするので、ビデオ席に陣取り、ビデオ撮影をする準備をした。
  
 定刻どおりに幼稚園に着いたのに、既に他の保護者はほとんど来ており、いつもながら熱心さには感心する。
 
 長男の番になり、舞台の幕が上がると、長男がステージの中心部分に立っていた。長男は、たくさんのお友達を差し置いていつも中央部分を陣取っているような気がする。私が軽く手を振ると、照れくさくようだったが、手を振って返してきた。

 歌のほうはあんまり覚えていなかったようだが(年中さんは、みんなそうだ)、なかなか上手に歌えていたようだ。
 一旦、舞台の幕が下りて、その後に再び、劇が始まったが、劇の最後部分には明らかにおしっこをしたいようなそぶり(大事な部分を押えたり、やけにステップしたり)、幕が下りるまで漏らさないか、とても心配だった。
 あとで、聞いたら、幕が下りたら急いでトイレに行ったので、大丈夫だったという。

 劇が終わった後に、年中は教室で少しお遊戯の時間があったので、私は、午前10時30分から1時間くらい暇になった。そこで、幼稚園の近くにある喫茶店に行き、本を読みながら珈琲を飲んでボーとするというリラックスした時間を過ごすことも出来た。
 
 午前11時30分に長男を迎えに行き、今日はそのまま自宅に帰った。
 長男を褒めてあげると、とても嬉しそうであった。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.09更新

 友人が独立しだした。まぁ、東京でも弁護士を7年やっていれば独立してもそれなりに何とかなる。
 ただ、私のように一人で独立する傾向は、東京に限っては少数派だと思う。
 私自身も、別に独立したかったわけでもなく、むしろ必要に迫られてという側面が強い。
 
 さて、一経営者として考えてみると、経費のうちの固定費は少ないに越した事はない。
 固定費の代表例は、事務所賃料と人件費だ。
 事務所賃料は、事務所の規模とか設備とか立地などに影響され、坪単価が高ければ当然にいいビルということになる。

 私の場合、固定費が少なければいいということもあり、また、大家さんの好意にも甘えて事務所のビルは結構安く借りることができた。駅から徒歩2分、隣りはりそな銀行本郷支店という分かりやすく便利な立地にあるが、ビル自身が古いのと設備がそんなに充実しているわけではない。
 だから、私の事務所が入ってるビルが「豪華なビル」というイメージは皆無である。事務所に来てもらえれば、それは納得されるはずだ。

 私の基本的な発想には、事務所の敷居を下げる、というものがある。それは事務所の雰囲気が大事だと考えている。また、固定費が高いと、必然的に依頼者にそのしわ寄せが行く。さらに、弁護士自身も売り上げ至上主義に走って、とかく無理な事件を受任することにもなりかねない。事務所の経営がおかしくなって、金銭的な問題により弁護士が懲戒され、最悪のケースでは弁護士自身が犯罪に手を染めることもある。
 
 率直に言って、弁護士の仕事は、弁護士の個性というか、弁護士のキャラクター・能力による影響がかなり大きいと認められ、その反面、ビルが豪華だとか事務員が沢山いるから、などというハード面での影響はあまりないと言える。
 弁護士業の場合、①健康な弁護士、②常識的な弁護士、③常識的な能力と感性を持った事務職員、④パソコン、FAX、本、判例集、インターネットなどの必要最低限の備品、⑤打ち合わせ室(私の事務所には待合室はない)などがあれば、いい仕事ができる。
 
 裁判官が、弁護士の事務所の大きさや豪華さで結論を左右させるような判断をするはずがないのである。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.09更新

毎日新聞のインターネット版に次の記事が掲載されていた。

 多重債務で国民健康保険(国保)の保険料を払えなくなった人を対象に、厚生労働省は07年度から弁護士会と連携して貸金業者から利息の過払い金を取り戻し、滞納分の支払いに充てる取り組みを始める。滞納で保険証を取り上げられたため診療をためらって死亡する人も出ており、多重債務者の救済とともに、国保滞納世帯を減らすのが目的だ。初年度は全国10都道府県でのモデル事業を実施する方針という。取り組みを要望していた日弁連によると、多重債務者の大半が生活に困窮して最初に支払いを滞らせるのは保険料や税金で、取り立ての厳しい貸金業者には最後まで返済を続ける。返済が長期にわたると、民事上払う必要のない過払い金が生じているケースが多い。
 モデル事業では、市町村の徴収担当者から通知を受けた滞納者に多重債務があると分かった場合、都道府県の国保連合会が任命した相談員を市町村に派遣し、無料で相談に応じる。過払い金があると判明すれば各地の弁護士会に連絡し、貸金業者からの返還手続きを進める。回収した過払い金は弁護士費用、滞納額を差し引き、本人に返還する。相談員には弁護士のほか司法書士や金融関係の専門家などを想定している。同省によると、国保の加入世帯数は05年度で2490万世帯。うち滞納は470万世帯で18.9%にのぼり、滞納額は3625億円に達している。診療をあきらめ、病状が悪化したり死亡するケースも相次ぎ、島根県では2年前、高血圧の男性(67)が、くも膜下出血で亡くなった。この男性はその後約1500万円が過払いになっていたことが分かった。
 日弁連消費者委員会の滝康暢弁護士(愛知県弁護士会)は「自分が担当したものだけでも、この3年間で過払い金を取り戻した18人が計1600万円の保険料や年金の滞納分を支払えた。保険料が払えなくなって病院に行けない人の相当数が多重債務者とみられるため、今回の取り組みが広がれば多くの人の健康を守れる」と期待する。
 同省国民健康保険課は「多重債務者から保険料を徴収するのは難しかったが、弁護士会などが過払い金の返還実績を積み上げてきた結果、滞納分を徴収できる可能性が出てきた」と話している。【磯崎由美】
 ◇ことば◇過払い金 貸金業者の多くは利息制限法(上限20%)と出資法(同29.2%)の間のグレーゾーン金利で融資してきたが、利息制限法を超える金利は借り手が自発的に払うケースなどを除けば本来払う必要がなく、業者に過払い金の返還を求めることができる。法改正でグレーゾーン金利は09年末までに廃止されるが、過去の過払いは取り戻せる。

毎日新聞(最終更新:2月9日3時9分)

 私も、仕事柄、多重債務者の依頼を受ける。数百万円の借金が過払い金が発生して数百万円の貯金になることがしばしばである。このとき、健康保険の保険料に当てている方もいた。
 
 もうちょっと、消費者金融被害の実態について国民に周知する必要があるのではないか。
 事務所にこられた方に、過払い金の仕組みを説明すると、びっくりされるので(私も、事案によっては、着手金は事実上ゼロにして、過払い金を回収し精算するという方法を良く取っているので)。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.08更新

 私の場合、昼ごはんは弁当を買ってきて事務所で食べることが多い。
 外出しないで事務所で起案している日は、ほぼこのパターンだ。
 この場合、気が付くと日が沈んで夜になっている、ということも稀ではない。
 
 ただ、たまに秋葉原とか御茶ノ水まで自転車で行ってみると、また、近所を散歩してみると、季節の変わり目や風景の変化、建築物の変化(建て直しとか、新築とか)などで街の表情がずいぶんと変わったな、と気が付くことがある。

 空を見上げると、快晴だったりする。雲ひとつない。なんだか、あったかい。
 「あ~、冬はもう終わりなのか。今年も、スキーにいけなかった。」
 などと思いながら、散歩とはただな上に気分転換、健康増進に繋がるので、もっと散歩しなければいけないな、などと思う次第である。

 あ、事務所からメールだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.07更新

 事務所のパソコンのメーラーを開いたら、昨日までの受信メールが全て消えていた。
 何故だ。消すはずがないのに。
 メールには、弁護士会のMLとかいろいろな委員会のMLがあって、業務上も委員会活動上も大変貴重なデータばかりなのに、勝手になくなっている。

 システムを復元しても、消えた受信メールは戻ってこなかった。

 幸いにして、自宅のパソコンには事務所のパソコンと同じ受信メールが保存されているから、未来永劫に受信メールがなくなってしまったわけではないが、午後5時からの依頼者との打ち合わせに必要なメールがなくなってしまったので、どうしたようか・・・・

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.05更新

 ようやくウィルコムと契約して、外出先でもインターネットに接続できるようになった。
 
 今日、初めて出先でメールを送ってみたが、はっきり言って、スピードが遅いな。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.02.04更新

 弁護士の仕事の一部に法律相談がある。
 私は、東京弁護士会の会員として、東京弁護士会が経営している法律相談センターとか日本司法支援センター(通称・法テラス)などで法律相談をしている。その他、知り合いや顧問先、同業者からの紹介などで法律相談をすることもある。

 ところで、弁護士会の法律相談は、一人30分と決まっている。45分過ぎると延長料金がかかる。
 しかし、どんなにうまく聞いても30分で相談終了ということはあまりない。
 相談者はいろいろと聞きたがる反面、緊張から本題に入るのに時間がかかる。私は私で、雑談を交えながら話を展開するし、事情が異なれば判断もかわるので結構話がながくなる。
 だいたい30分程度で聞けることっと、限界があるし。

 だから、私の不器用さも手伝って、だいたいは延長料金がかからない40分から44分程度(だいたい45分に近くなると事務局からの内線電話でもうすぐ延長料金かかります、と注意される)まで話をひっぱってしまうことになる。

 だから、このごろは、私は、弁護士会も相談時間を30分ではなくて45分ないし60分くらいにしたらどうかな、と思うわけです。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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