弁護士ブログ

2020.07.08更新

 5月は、緊急事態宣言が解除されるまで、弁護士業務はほとんどやれなかった。

 事務員も休業させ、5月中旬から時短勤務を再開したが、7月になった今も電車で通勤してくる事務員は時短勤務だ。 

 裁判も7月に入り徐々に期日指定されるものも出てきたが、あい変わらず期日が指定されないものも多い。

 委員会は、ZOOMを使った出席が許可されるようになり、弁護士会館に行かないで委員会に参加できるようになった。これは、正直、うれしい。

 自治体の法律相談は、5月は全部中止、6月は対面相談は禁止されて電話による相談のみのままである。

 友人、弁護士仲間などとの懇親会も全くなくなり、自宅での自粛モード全開で、uberEATSが我が家でも大活躍となった。

 自粛ムードで嫌気がさしていたが、任天堂スイッチの「リングフィットアドベンチャー」にはまり、案外体力が戻ってきた(7月7日時点で、レベル125)。

 年末に飼い始めた猫のぶんちゃんのおかげで、家族が殺伐とすることなく、楽しく過ごせているように思う。

 

 7月に入った。今年は夏休みに出かける旅行の計画もない。淡々と、仕事に励む日々になる気がする。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2020.05.02更新

 きちんと数えていませんが、緊急事態宣言後に延期になった裁判、調停、競売期日、法律相談(自治体、弁護士会)、講演講師業務(自治体、顧問先)、あっせん期日(東京労働局)は、30件くらいあります。

 あくまでも「延期」なので、いずれ必ず再開するのですが、期日は「追って指定」とるように、いつになったら再開するのか、という点が「誰にも」分かりません。

 私の場合、東京、横浜、埼玉、千葉の各裁判所や支部で係属している事件が多いのですが、民事事件の判決言い渡しさえも取り消されるような状況で、司法による権利救済が全然おぼつかない異常事態になっています。競売の開札期日も取り消されました。依頼者にとっては、タイムスケジュールが重要な方もおり、また、強制執行が必須の事件では速やかな判決言い渡しが必要なのですが、手続きが止まったままになっています。

 じゃー、仮処分を求めても、仮処分申立てをきちんと判断してくれるのか、という問題もあります。

 裁判手続きって、とても重要なもので、不要だとか不急だとかいうものでもないはずです。 

 裁判所も、争点整理くらいは、正式なものでなくてもWEB会議でできるはずなので(裁判のIT化のフェーズ1)、もう少し工夫をしてほしいと思います。

 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2020.04.26更新

 手帳をみると、年度末の恒例行事がどんどん取り消し始められたことに気づく。

 平成26年、27年度に小学校のPTA会長をやったご縁から、ここ最近、小学校の入学式、卒業式、感謝の会、卒業生を送る会などの学校のイベントには来賓やスタッフとして参加してきたが、これらが早々に中止、延期、規模縮小などになり、私の出席は全てなくなった。

 長男の高校卒業式も、保護者は出席できず、卒業式の様子をDVDで確認するだけになった。

 家族の希望で、14日、15日は熱海温泉旅行に行ったが、それ以外は外出を控えるようになった。子供たちの学校も2日から一斉休校で自宅待機に、塾も教室での授業がなくなりビデオかWEBや在宅学習に切り替わった。 

  有名なコメディアンが死去されるというニュースもあり、連日の新型コロナウイルスの報道は人を憂鬱にさせ、私もなんか嫌な気持ちになってきた。

 株価もどんどん下落し、子猫のぶんちゃんだけが癒しになるような状況になって、世界がどんどんおかしくなってきた。

 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2020.04.26更新

 3月は、東京弁護士会期成会事務局長の最後の任期月だった。一年間、いろいろと東京弁護士会会務が大変であった。

 ただ、今まで知らないことも多く、とても勉強にはなった。月末の幹事会・総会まで引き締めていこうと思う。

 

 弁護士の仕事にも、徐々に新型コロナウイルスの影響が生じ始めた。まず、自治体での講師の仕事が全てキャンセルされた。裁判の日程は一応維持されたが、裁判官の態度からも、4月以降は法廷が開かれない可能性が高いことを感じ取ったりした。

 

 6日に実兄が突然亡くなった。心筋梗塞だった。早朝の午前5時30分ごろだったというが、文字通り、突然だったので、救急隊員による懸命な蘇生もかなわず、兄はあっけなくこの世を去った。4月に53歳の誕生日を迎えるはずの、まだまだ死ぬには早すぎる死であった。

 兄は、生まれつきの知的障がい者だった。地元の小学校と中学校を出た後、埼玉県のとある養護学校に進んだが、結局、16歳から亡くなるまでの36年間、埼玉県内の福祉施設で生活をつづけた。私が家事事件を多く手掛ける弁護士になった背景には、確実に兄の存在がある。

 警察署が来て、兄の死去について事件性の有無を調べたこともあり、両親が自宅から駆けつけて兄と面談できたのは午前10時ごろだったらしい。

 私も、午前9時過ぎに電話をもらったので、午前10時からの打ち合わせを済ませた後、翌週の火曜日までのスケジュールはすべてキャンセルし、実家に向かった。

 午後2時過ぎに実家ではなく、葬儀場にて兄に面会した。兄は、すでにきれいに処置されており(ただ、顔面のひげは伸びたままで、本当に寝ているようだった)、本当に寝ているようだった。でも、体は冷たく「起きろ、ひでくん」と声をかけても、兄は目を覚まさなかった。兄と最後に会ったのは、先月の2月で実家近くの床屋に同行したときで、これが最後のお別れになるとは、全く思わなかった。

 9日に通夜、10日に告別式、火葬などと淡々に進み、あっという間に兄は骨になった。大きな体も、骨となってはこんなに小さくなるのか、と涙が止まらなくなった。

 兄の52年間は、幸せだったのだろうか。多くの友人と語らうとか、恋とか仕事とは無縁の人生だった。私は、2歳しか離れていないことから、結婚前後を問わず兄とはずっと近かったと思うが、どうだったのだろう。

 兄の時折見せた私をはっとさせた感性は、障害がなければそれなりに大きく社会に貢献するような逸材であったと確信される人物だった。それだけに、惜しい。

 私が父の涙を見たのは、おそらく生まれて初めて。喪主挨拶ができなくほど、父は動揺した。

 私も、人前で号泣したのはおそらく初めてで、子供たちも「父が泣いた姿は初めて見た」と妻に言っていたそうだ。本当につらかった(今も、つらい)。

 3月も中旬になると、新型コロナウイルスが実はとんでもない危険なウイルスであることが分かってきた。私は、50年生きているが、インフルエンザにもなったこともなければ入院生活もなく、健康そのものである自負があるが、ウイルスにはかなわないだろう。健康でなければ、いい仕事もできない。

 事務所を作って14年目になるが、はじめて事務員の時短勤務を決め、自分もマスクを着用、手洗いの励行、睡眠をしっかりとって体力を落とさないようにするようになった。

   

 2020年3月は、いろんな意味で、私の生涯でずっと忘れられない時期になると思う。

 

 

 

 

 

 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2020.02.18更新

 令和2年になっても、仕事が相変わらず忙しい。

 東京弁護士会期成会の事務局長の任期も3月一杯までだから、4月以降はこのペースも落ち着くだろう。

 

 最近は、時節柄、高齢者を対象にする事件、遺産分割などが多い。もちろん、普通の民事裁判も多い。でも、刑事事件は昨年9月以降は最近やっていない。

 50歳になって、あと20年くらいは弁護士を続けるので、もっと専門性を高める努力を続けたいと思う。

 

 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2020.01.07更新

 ある民事裁判の被告が訴状の送達を妨害するため「この住所には〇〇(被告の本名)は住んでいない」と郵便局に届けたところ、郵便局においては被告の住所がなくなり、訴状を特別送達しようにも郵便局では被告の住所がない以上「あて所に尋ねあたりません」ということで全て郵便書類が裁判所に戻ってきた。事務所からの普通郵便も、届かない。
 しかし、訴状記載の住所には、間違いなく被告が住んでいる(別の競売手続きのため、執行官と一緒にその住所に行ったら、被告が住んでいたので)。そこで、郵便局に「〇〇は、そこに住んでいる」と事務員から説明させたところ、郵便局は「住んでいないという登録になっており、住所と認めない」という回答を続けた。敵も、よく考えたものだ。郵便局が形式的に物事を処理するという役所であることをよく知っている。


 住所がなければ、附郵便送達もできない。公示送達以外に裁判が進められない。しかし、現に訴状記載の住所に被告は住んでいるし、住民票上の住所も同じところにある。そこで、年末にどうしても送達完了させたいと思い(書記官も同じ)、私から郵便局に対し「住所があるのに住所と認めず、裁判を遅延させるなら、郵便局を訴えるぞ。私と今話をしているあなたの名前とその上司、配達の責任者名と所属部署、住所と認めない法的根拠を教えなさい」と電話で抗議した。すると、電話口の担当者が3人変わり(「上の者に確認して、折り返します」という)、最終的に出てきた配達担当部の部長により「被告が、先生の現認された住所に住んでいるというこの電話により住所を認めます」と言ってもらい、翌日午前中に訴状記載の住所まで配達してもらうことに成功した。


 被告の住所を否定した際の手続きは口頭による被告の申告のみで(本人確認さえしていない)、住所があるという私の訴えにはいろいろと難癖をつけては、当初から「うちの規則では本人(被告のこと)による申告以外は住所を受け付けない。」などと言って、ずっと抵抗していたのだ。恐ろしいことだ。
 最後に、私が(嫌味として)「住所を認めなかった規則の名前と条文を教えてほしい」と頼んだ時も、電話口の担当者は、「私はその辺は詳しくないから、分からない」と答えた。「部長に聞け」と言っても、部長も知らないと言った。
 こんなやり取りを25日(クリスマス)の午後6時から8時過ぎまで電話で3往復ほどやっていた。

 もし、おなじようなやり取りがあったら、少なくとも新宿郵便局では、上記のように事実を説明し、最後には法的手続きを取るぞと告げれば被告の住所が「復活」します(本当は、もともとあった自宅住所が住所と認定されただけですけど)。
 相手方の言い分を鵜呑みにしないことです。

 

 Facebookより。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2020.01.07更新

 2020年(令和2年)が始まりました。

 私の事務所も、6日から仕事初めとなりました。

 今年は、係属中の裁判計30件ほどについて決着を付けたいと思います。

 また、民法、民事執行法、労働法制についての改正法が施行されることから、実務に大きな影響が起きる年です。この動きに、がっつりと付いていこうと思います。

 また、私が成年後見人をしている方の幸せをお手伝いしつつ、高齢者虐待問題についても積極的に講演や提言をしていきたいと思います。

 ちなみに、昨年から今年にかけて高齢者虐待について講演をした(する予定の)自治体は、次の通りです。

 国分寺市

 大田区

 文京区

 豊島区

 江東区

 江戸川区

 北区

です。結構、やりますね。

 

 まぁ、いろいろとやっていきますので、今年もよろしくお願いします。

 

 

 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2019.12.21更新

気づいたら、年末です。あと、1週間で仕事納めです。

 とはいえ、今年中に、あと、①立替金請求事件、②医療法人を相手に損害賠償請求事件、③犯罪加害者に対する損害賠償請求事件、④26社をまとめて提訴する利用料請求事件の4件の裁判を提訴します。

 27日午後5時まで、働きます。

 

 みなさんも、体調に注意して頑張ってください。

 

 

 

 

  

 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2019.10.17更新

 弁護士三森敏明です。

 

 ずっと忙しくて、久しぶりの更新です。

 今、東京弁護士会の第3会派の「期成会」の事務局長をしております(来年3月まで)。

 結構、忙しいです。

 

 弁護士実務、保護司、地域の社会貢献業務のほか、会派業務があり、しかも、今年度は日弁連の会長選挙があるため、種々、いろいろと考えることとか、仕掛けることなどがあります。

 

 まぁ、頑張ります。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2019.04.08更新

 私は、東京で生まれ、幼稚園にあがるときに埼玉県に引っ越し、以後、30歳まで埼玉県の地方都市で育ちました。

 今は、東京に引っ越し、以後、ずっと都民ですが、約25年間は埼玉県民でした。

 

 で、昨日、妻と娘と一緒に、「翔んで埼玉」を見た。

 埼玉県民しかわからない小ネタが満載で、すごく面白かった。この点、妻と娘と私とでは、映画のお笑いの感度が全く違っていたと思う。

 

 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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