弁護士ブログ

2005.06.07更新

 借金を返せないと、どうなるか。
 債権者からの催促が自宅、職場とえんえんと続くことになる。
 あまりにしつこい催促は、職場を失いかねないし、健康を害し、最悪の結果、家族離散の憂き目にあう。
 でも、待てよ、日本には「自己破産」というすばらしい制度があるじゃないか。

 え、自己破産→破産者人でなし→人間失格。。。。

 そんなことはない。

 借金はしたくなくても、してしまうことがある。保証人なんてその最たるものだ。
 借金で首が回らなくなったら、遠慮なく自己破産をしよう。借金で悩むことなどない。
 消費者金融業者も、回収不可能な債権は償却したいのであり、損金として落とすには債務者に自己破産をしてもらうことがもっとも確実だからだ。
 私は、自己破産の受任通知を債権者に郵送すると、とても喜ばれるのは、まさにこの点にある。

 それと、自己破産のデメリットは、クレジットカードが7年間もてないこと、住宅ローンが7年間組めないことくらいで、あとはメリットが多い。メリットの最たるものは、借金の返済義務が免れる点だ。
 自己破産は、戸籍や住民票を汚すことはなく、選挙権の停止もなく、官報に自分の名前が載る以外に他人が知ることもない。
 自己破産は、7年間に1回しか使用できない、人生やり直しプランである。

 私は、自己破産の申立代理人、民事再生の申立代理人、東京地方裁判所から選任された破産管財人として多数の多重債務者を救ってきた。今後も救い続けるだろう。
 負債が多くて困っている方は、弁護士に相談しよう。
 だけど、新聞広告、電車広告をいっぱいやっている弁護士には気をつけよう。
 彼らは、事件屋と手を組んだ提携弁護士である可能性が高く、ひどい目にあうからだ。
 私も、東京弁護士会から依頼されて提携弁護士の被害者を救済しているのだ。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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