最近、私のこのブログを名前も知らない裁判官、裁判所書記官、検察官、弁護士が見ていることを実感する出来事があった。
依頼者には話の流れで、私がブログを書いている(司法修習生時代は、「としちゃんの徒然なるままに」という題でWEB日記(当時、ブログという言葉はない)を書いていたこともあったが、いまはそれは削除されてしまった。もったいないことをした)ことを話すので、依頼者からも内容について話題にされることがある。
日時を特定して話を書くと、当然ながら、相手方やその代理人も知るところとなるし、一般的に守秘義務があるので本当に面白いこと、本当に悲しいこと、相手方への注文などは全く書けない。もちろん、原則として私のする仕事の内容は依頼者の法的紛争(不幸なことが多い)なので、書いていて面白いとは思うことはあまりないが、しかしながら、「事実は小説よりも奇なり」ということや、法理論的に面白い問題にも出くわすと、「書きたい」とうずうずしてどう書いていいのかわからないことも正直ある。
だいたい、今まで弁護士は、自身の日々の業務の実際を提供することを怠ってきたことが利用者である国民の誤解を招いた点が多々あったという反省をしないといけないと、私は思う。
それと、まぁ、人は文を書くことにより頭の中が整理されたり癒されたりするので、当分、意義がないことを承知の上で、つたない文章をインターネットへ垂れ流すことを私はするのでしょう。
というわけで、今後もよろしくお願いします(面白くないとは思いますが)。