弁護士は依頼者から法律業務の依頼を受ける。
簡単なものから複雑なものまで。
私は、独立と同時に、ホワイトボードを相談室に設置し、打ち合わせごとにホワイトボードに赤、青、黒、緑のペンを使って説明していく。
ノートを取り出す依頼者には、ノートをとらなくてもいいと告げる。
それは、ホワイトボードに書いたものがボタン操作一つでそのままA4版の紙にカラー印刷されてホワイトボードに付いているプリンターから出てくるからだ。
だいたい、1時間の相談でホワイトボード全体を2回くらい書き込む。だから、依頼者にはA4版の紙を2枚渡すことになる。
フローチャートや時系列をかきながら説明し、だいたい予測可能性がつくように説明を加える。
専門用語を使わないように、日常会話の延長上で高齢者に説明するかのようなイメージをもって説明するように心がける。
1回で理解されない場合は、レジュメを切ったり、図を多用したりして説明している。
また、依頼者に不利な見通しを告げるときは、誤解のないようにしないといけないから何度も同じことを説明することになる。
くどい説明になるので、好評とはいえないかもしれないが、例外を除き、トラブルになることはない。