21日、法科大学院卒業生を対象にした新司法試験の合格発表があった。
合格者にはおめでとうと言いたい。
注目されていた合格率は48%であった。これを低いと見るか、高いと見るか。
法科大学院設立時の合格率は70%から80%とされていたことからすれば、低い。
従前の司法試験の合格率が2%から3%程度であったことからすれば、高い。
私が合格した年の合格率は、2%くらいであり、丙案といって私は受験回数4回以上であったために差別されていたから、私の実質的な合格率は2%を切っていた。
だから、私なんかは、新司法試験合格率は「高い」と感じてします。
しかし、例外はあるにせよ、日本では司法試験の合格者から裁判官、検察官、弁護士が選ばれる。
資格試験でありながら、政策的に合格者数が操作されてきたため、司法試験は実質的には就職試験である。また、受験制度も国の都合で随分と変わった。
合格者は、いままでも大変だっただろうが、司法修習問題、就職問題、司法改革の中での仕事の問題など、合格後も大変だろう。
是非、頑張ってもらいたい。