弁護士ブログ

2007.08.14更新

 検察官が強制わいせつ事件で告訴していた女性があたかも自分で告訴を取り下げたかのような偽装をした(告訴取下げ書の偽造)とのニュースを見た。
 こんなことができるのか、と思った。

 捜査は、警察から検察官に行き、最終処分が決まる。だから、私は検察官送致された事件は警察署からも事後処理についての問い合わせがあると思っていたのだが、今回のことは警察からではなく被害者からの指摘で発覚したらしい。

 私も告訴代理をするが、警察や検察官が告訴番号がついた事件を闇に葬っているとしたら、刑事司法の被害者重視の流れにも逆らうものであって、仮に報道内容が事実だとしたらとても認めることができない(今回は立派な犯罪であるし)。

 この検察官は、懲戒解雇になるか自主的な退職となるだろう。
 でも、きっと逮捕まではされないのだろうな(身内意識があって)。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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