弁護士ブログ

2008.08.07更新

 土曜日。

 どうぜ、家族はいない。

 だから、仕事をしてしまおう、ということで、午後から地方に出かける。

 建築紛争は、実際に現場に行き、建築物を見てみないと真実が見えないことが多い。

 建築物には、人間同様、それぞれ固有の歴史がある。
 歴史的な建築物は、雄弁に事実を語る。 
 それゆえ、歴史を踏まえた建築物には、写真やビデオには決して写らない「真実」が現場にふわふわと浮揚していることがある。

 だから、建築紛争事件では、適切かつ早期に解決するべく「真実」をつかむためには、とにかく現場を見るに限る。
 現場には、意外な事実も眠っているからだ。

 一方、裁判官は、ほとんど現場に行かない。
 だから、現場を見た意地悪な弁護士に、ころっとだまされることがあると思う。
 私は裁判所をだましたことはないが。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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