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2009.07.07更新

 ある支部で刑事事件をやっていた時の話。

 私が、原則通りの刑事弁護として、情状弁護(積極的に不起訴を狙いつつ、身柄拘束を弁護)を行い、満期間際に検察官に電話して不起訴を求めたところ、検察官は、「がははは」と笑いだした。

 私がなぜ笑ったのか、と聞くと、この検察官は、「いや~、先生の意向は十分分かりましたから」などを非常な上目目線というか、人を小馬鹿にした態度をとった。

 私は、このような人柄の人物に、検察官という人の人生を大きく左右するほどの権限を持たせていいのだろうか、とすごく心配になった。
 
 ちなみに、最近、痴漢事件の捜査担当検察官が痴漢の現行犯で逮捕された、という笑えない話があったが、この検察官も痴漢検察官と同様に、副検事だった。

 人が真剣に話をしているときに、小馬鹿にするような態度をとることは厳に慎まなければならない。
 人のふりをみて、私がふりを直そう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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