弁護士ブログ

2007.08.31更新

 新聞報道によると、まだ100名の司法修習生の就職先が決まっていないという。
 私は、53期であるから、1年間のうちに4月に52期が、10月に53期というように就職活動がダブった世代である。

 しかし、卒業直前期に就職先が決まっていなかったのは、出産予定があって就職「しない」女性修習生、研究生活のために大学に戻る者(厳密には、就職先があることになろう)、裁判官、検察官希望であったが、どうも採用が難しいこととなり急遽弁護士の法律事務所に就職することになった者、地方で独立しようと考えており、いきなり「親方」になる者(これも、厳密には就職先があることになろう)など、特別な事情があるケースであって、需要と供給との格差から就職難になるということはなかった。

 日弁連は、「ノキ弁」といって、事務所の備品を貸し与えるが給料は自分で稼げ、という方式が就職難の解決方法になる、というが、これは小手先のまやかしだろう。
 司法修習生から弁護士になったときは、金もないし人脈もないし、稼げない。私は弁護士なりたてのころに金が無くて引越し費用を弟に借りたほどだ(結婚式をやる際も金が無くて困った記憶がある)。
 まして、法科大学院に入るために授業料を負担してきた一般的な学生は、借金はあっても貯金などないだろう。
 最初から、経験を得ながら稼げる人がどれくらいいるだろうか。

 もちろん、以前なら弁護士資格を得られなかったクラスの受験生が弁護士資格を得て働けるのだから、実務にでれば自分の能力次第で何とでもなるという野心家・自信家にはmずは合格することに意味がありどんな条件でも就職ができればいい、と割り切れるだろう。
 実際、偏差値どおりに仕事がうまくいかないのも、弁護士の面白さであるし。

 しかし、就職も出来ないのにあの受験負担、試験負担、就職負担を自分の子供に課すことを良しとする現役の弁護士は、果たしているだろうか?
 私は、正直、いやである。

 また、なってからも精神的にキツイ業界であるのに、安心して就職できないのならいい人材に目指してもらえるだろうか、弁護士費用が低額になるとユーザーである国民市民は「よかった」と思うからしれないが、果たしてそれでいいのかとも思う(費用が安ければ出来ることも限られる、というのが偽らざる気持ちである。5000円の旅館と3万円の旅館とでは、おのずと違ってくる)。
 多分、弁護士の不祥事も増えると思う。

 国民が安心して弁護士に依頼できる環境を守るためには、国と闘うこともある弁護士としては、独立して働くための最低限の保証がほしいのである。

 なお、私は弁護士増に反対しているわけではない。就職ができないほど増やすのは問題だという認識である。もともと、司法試験は「資格試験」ではなく、国の政策的観点から資格者を制限してきた「就職試験」なのだから。

 むしろ、私は、適切な数の弁護士増には賛成である。
 勉強もせずに働かないのに、キャリアをひけらかしてえらそうにしている弁護士が市場から駆逐されるためにも。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.28更新

 米ゲートウェイは、私が初めて購入したパソコンのメーカーである。
 牛のマークが大好きだった。
 私が好きになると他に目を向けない「一途な性格」である。だから、ゲートウェイのパソコンは、ゲートウェイが日本を撤退するまでずっと買っていた。
 最近、ゲートウェイは日本に再上陸していたので、「もう一回買ってみるか。騙されてもいいから」と思っていた。
 
 でも、買わなくて正解だったかもしれない。

 日経によると、台湾エイサー(台湾のパソコンメーカー)が米ゲートウェイを買収するらしい。
 激動のパソコン業界をみる想いだ。
 もう、付いていけないかな。
 ゲートウェイよ、一体キミは何処に行くのか。
 
 さらば、ゲートウェイ。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.27更新

 昨日、九州から帰ってきた。自宅に着いたのは、午後10時30分。
 車(義父運転),飛行機、バス、タクシーと乗り継いで、義父母の家を出て5時間以上が経過していた。
 ふー、疲れた。

 今日は4日ぶりの仕事復帰日ではあったが、なかなか快調に仕事をこなせた。休んだせいかもしれない。

 午前10時、タウンページへの広告掲載について打ち合わせ。
 午後1時から某所で講演。
 午後4時に事務所に戻り、電話で任意整理。また、たまっていた電話に対応(裁判官含む)。
 午後5時、依頼者と打ち合わせ。
 午後6時30分から、準備書面3通、証拠説明書1通、陳述書6通を完成させる。
 午後7時に一旦、夕食(ただし、コンビニ弁当)。
 相手方代理人や依頼者からの電話にも居留守を使わずに対応し、気が付いたら、もうこんな時間である。

 そろそろ帰ろう。
 

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.22更新

 告訴状の取り下げ書を偽造した検察官が懲戒解雇処分を受け、在宅起訴処分になるとの報道に接した。
 仕方あるまい。検察庁としては、他に取る結論がないというところだろう。
 告訴代理人をたくさん務める私としては、権力を握った検察官のこの種の横暴は許せない。

 しかし、どうしてこの検察官はすぐに発覚すると思われる告訴取り下げ書をの偽造行為に及んだのか。
 転勤前に事件処理についてどうして上司に報告しなかったのかが、気になる。

 ところで、この検察官、ひょっとすると最近まで事件で一緒していた検察官かもしれないのだ。
 だから、余計にこの検察官が気になるのだろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.22更新

 株価がどんどん下がり、パソコン画面に写った自分の証券口座を正視できない。
 あっという間に、先日大成功した事件の報酬金相当額が消えた。
 毎日損切りとか売却してはいないから,株の損が表面化しないとはいえ、気持ちのいいものではない。
 
 やはり、不労所得は私に向いていないのかもしれない。

 地道に仕事をこなし、株主優待券に満足しようとするか。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.22更新

 8月6日から、東京簡易裁判所で開かれていた民事調停事件は、全件、東京簡易裁判所墨田庁舎という錦糸町駅から徒歩5分の場所にて開かれるようになった。
 このことは知っていたが、私は、8月6日以前に申し立てていた民事調停事件は、従前どおり、霞ヶ関の本庁で開かれると思っていた。

 ところが、依頼者と東京簡易裁判所本庁5階でエレベーターを降りてみたら、照明が全て消されており、夜逃げ後のような状態であった。
 明らかに「間違えた」と分かった。

 すぐに、事件受付に行き、墨田庁舎の連絡先を聞き、電話して事情を説明し、期日よりも40分遅れて依頼者と一緒に墨田庁舎に出頭することになった。
 
 こんなミスは、弁護士になって初めてだ。
 裁判所、相手方、依頼者に申し訳ないし、恥ずかしい。

 今度はこのようなことがないように気をつけたい。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.22更新

 最近、このブログが依頼者に結構読まれていることを実感する。

 1 オールアバウトから私のブログに来て、ブログの内容から私のキャラクターを想定して「相談して  みよう」と考えて連絡をしてこられる依頼者
 
 2 ブログと無関係に依頼者となられ、必然的にブログを読むようになっていただく(ワイン、日本酒  などをお中元の品として贈っていただける依頼者もいらっしゃる)→ ありがとうございます。
   また、ブログを読んで私の行動について配慮される依頼者もおられる(私の休日の確認とか)

 3 事件の相手方(弁護士)にも読まれる。いい意味でも悪い意味でも、話が弾む。

  いずれもしても、守秘義務と名誉毀損行為には最大限の注意をすれば,情報公開の観点からはブログ はいいツールだと思う。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.22更新

 明日から、念願の夏休みだ。
 子供と、遊ぶのだ。
 奥さんと、遊ぶのだ。
 義父母と、懇親するのだ。
 湯布院で、温泉に浸かるのだ。
 下関で、奥さんとショッピングするのだ(唐突)。

 とにかく、意図的にメールを読まないようにしよう。
 休むべきときは、休む、のだ。
 えい、えい、休暇!!

 では、事務所から自宅へ帰ろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.22更新

 9月に入ったら、東京弁護士会が実施する司法修習生のための研修を一部担当することになった。
 司法修習生は、60期だそうだ。
 
 法律相談の相談者役になり、司法修習生が弁護士役となって法律相談のロールプレーイングをするのだそうだ。
 面白い相談者として、アドリブでは返しにくいボケをどんどんかましてしまおう。
 

 そうか、私は53期(大量留年を出し、かつ、1年6ヶ月修習の最初の年として、アホといわれた期)だが、もう教える方に回ってしまうのか。。。。。

 なんだか、おっかない気もするけど。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2007.08.22更新

 1週間、ブログを更新していなかった。
 実は、この1週間、私の弁護士人生(と言っても、7年間くらいだけど)の中で最も悲しむべき事件が起きて、さすがの私も落ち込んでしまったので、ブログを更新する気にならなかったのである。

 お盆といえども、私は依頼者との打ち合わせ、事件関係者への聴き取り、裁判所出頭、起案などをずっと行なっており、忙しくしていた。
 もうすぐ、遅い夏休みを取ることになるが、心身ともにゆっくりと休みたいと思っている。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

前へ

SEARCH

ARCHIVE

  • ヒューマンネットワーク 三森法律事務所
  • 弁護士ブログ
  • ヒューマンネットワーク 三森法律事務所
  • 弁護士ブログ