弁護士ブログ

2009.11.07更新

 最近、消費者金融業者からの過払い金回収がしにくくなっています。
 
 昔は、そうではなかったのですが、今はどこの会社も「元本の5割を負けてほしい」と言ってきます。
 大手も全く同じ提案をしてきます。
 これは、元本5割の回収で了解する弁護士、司法書士がいるということの証拠でもあります。

 しかし、それを断り、裁判にするとよほどのことがない限り、最終的には過払金は全額回収できます。

 某社は、強制執行して初めて全額払ってきましたが、通常は判決が確定すれば利息と元本を全額払ってきます。

 そのため、この種の事件は、きちんと法的手続きに乗っけることをいとわないという当たり前の姿勢ができればまだまだ大丈夫でしょう。
 
 地下鉄の広告の中には債務者の不安感をあおったものもありますが、あれはまずいでしょうね。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.10.31更新

 10月は、2回しかブログを更新しなかったらしい。
 
 急がしかったからね。

 11月は10回くらいは更新したいと思います。

 依頼者は、よくブログを読んでいるようですし。

 (弁護士には、職務上の守秘義務がありますので、特定の依頼者のことだとわかるような記事は絶対にかきませんので、ご心配なく)。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.09.19更新

 札幌弁護士会の現役副会長が覚せい剤取締法違反で逮捕された。
 本人も容疑を認めいる、という。

 逮捕された弁護士は、51歳というから、まだまだ活躍できたのに。

 たぶん、執行猶予判決が出るだろうが、弁護士バッチはなくすだろう。

 覚せい剤なんてやらなくても、弁護士の仕事は刺激的で依頼者に感謝されてやりがいもあり、ある意味、仕事そのものも知的快楽であるのに、どうして覚せい剤に手を出すのだろう。

 不思議だ。
 
 覚せい剤なんて、馬鹿になるだけの薬なのに。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.08.26更新

 先日、元アイドルで女優の酒井法子氏が覚せい剤取締法違反で逮捕された。

 夫が先に逮捕され、その後に失意の失踪があった、などとマスコミの格好のネタになることから始まり、その後に続く過剰なまでの報道は、もはやだれもが知るとおりである。

 捜査機関がリークしていると思われる報道内容が事実であるとすれば、酒井法子氏と同時期を生きた者として(私は40歳、酒井氏は38歳)、たいへんに残念ではある。

 ただ、事実がどうなのか、その供述のニュアンスはどうなのか、共犯関係に立つ夫の弁護人と妻の弁護人が同一であるというあまり一般的ではない状況を前提にして夫の事実説明を「真実」と見なしながらの事実認定については、もっと報道機関は注意を払うべきである。

 また、ここ毎日はずっとテレビは酒井氏の話題を取り上げ、かなりの報道時間を割いているが、それでいいのだろうか。
 8月30日は、ほぼ確実視される政権交代が起こり、日本の政治が変わる時期なのだから、もっと政治や選挙報道等に時間をかけるべきではないか。

 酒井氏、その夫には小学生の子供がいる。
 しかし、報道には、この子供へ配慮があまりない。
 だけども、犯罪報道でいつも犠牲になるのは、被害者と加害者の家族である。
 覚醒剤取締法違反は、被害者がいないので、いきおい、犯罪報道の「被害者」は容疑者の親族となる。

 酒井氏の子供は、しばらくの間は日本では生活できない気がする。
 また、これだけ毎日、父と母について人格を否定する報道が続くと、お子さんの精神状態が心配になる。

 彼は、これから多感な時期を迎え、いろいろなものを学ばなければならないのに、たぶんしばらくは日本にはいられないだろう。

 酒井氏の犯罪自体は、十中八九、仮に起訴されても執行猶予がつく。法曹関係者で酒井氏が実刑になると考えている人は、いないだろう。
 これほどの社会的制裁を受けているし、初犯だからである。

 しかし、酒井氏は民間人としても社会復帰できるだろうか。
 
 今は、マスコミ裁判のような状態であり、私はマスコミ報道はかなりの部分でやりすぎであると思う。

 東野圭吾氏の「手紙」を読むと、犯罪者の家族のつらさがよくわかる。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.06.26更新

 とある支部に、債権仮差押命令申立をした。
 保全手続きをとる以上、将来の債権回収が確実ではないと考え、急いでいるわけだ。

 ところが、この支部は、常駐の裁判官がいない。
 そのため、毎週火曜日と金曜日しか保全命令を出せないという。

 これって、保全手続きをやる裁判所(もっというと、国)の姿勢として、いいのだろうか。
 東京地方裁判所だったら、申立をした当日と翌日にバタバタと手続きが進んでスムーズなのに。

 こういうとき、もっと裁判官を増やしてほしいと切実に思う。
 弁護士ばっかりの増員では、迅速に解決しなければならない緊急の問題を処理できない事案が、きっとたくさんあると思う。

 これは、法の支配の観点から、問題だろう。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.06.05更新

 科学捜査が結論を間違え、捜査官が間違えた結論を錦の御旗にして無罪の人を自白に追い込み、裁判官も間違いに気がつかず、17年以上もの間、無実の方が身柄を拘束され、真犯人は時効により罪を免れた。

 足利事件は、どうして起きてしまったのか。
 刑事訴訟法好きな受験生だった私は、足利事件の判決を受験生時代に読んで知っていた。
 当時から、DNA鑑定の精度を疑問視ししていたので、DNAの型が一致しないという再鑑定結果は「やっぱりそうだったか」と思った。

 科学捜査手法は、自白に頼らない捜査方法として、本来なら推奨されるべきものである。
 しかし、科学捜査の結果が自白を取りたい捜査側の望む結論だったとき、むしろ科学捜査の結果は自白を強要する大きなネタになる。

 なぜなら、捜査官の目の間にいる否認する「被疑者」は、科学が犯人として断定する以上、捜査官には嘘をついている反省していない被疑者にしか見えないからである。

 科学は万能ではない。

 検察庁や警察署は、足利事件を教訓にして、飯塚事件も袴田事件ももう一度よく鑑定結果を吟味したほうがいい。
  
 本当は「やっている」のに、「やっていない」と長い間ずっと言い続けることは、良識なる人間にとっては、結構、難しい。
 裁判所(最高裁判所、再審第1審の宇都宮地方裁判所)も批判には真摯に耳を傾けるべきだったと思う。
 
 冤罪は、国家が行う最大の人権侵害である。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.05.21更新

 特定の刑事事件において、裁判員制度がスタートした。ただし、1審のみ。
 実際の刑事裁判が始まるのは、まだすこし先になるが、いろいろと問題点を指摘する専門家もおり、今の制度設計が万全か、というと、私も少し物足りないと思う点はある。

 司法の民主化、司法への国民参加という観点からは前進。
 一方、これほどの制度の是非が争われている制度をいわば見切り発車的に推進してもよいのか、という問題はどうしても、残る。
 5
 でも、非常識な裁判官に常識的な考えや見方を提供する市民裁判員の存在意義は大きいと思う。

 もっとも、私の周りの市民の方は、みんな裁判員制度に反対なんだよね。
 参加したあとに精神的な病気になるかもしれない制度って、本当にいいんだろうか?

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.04.25更新

 最近、ユーチューブにいくと、必ず、スーザン・ボイルの歌を聴く。
 なぜか、聴く。

 いろんなコメントにあるように、涙を流すということはないが、じーんと来る。
 
 力のこもった本物の歌には、いろいろなものが詰まっているのだな、と思う。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.04.25更新

 おろどいた。
 別に、被疑事実が「公然わいせつ」であるという点ではない。

 午前3時に公園で暴れていたという草なぎ君を「逮捕」したことに驚いた。

 確かに、34歳にもなる成人男性が酒に飲まれて暴れていたとしたら(それも全裸で)、みっともないし、情けないと思うのは、誰もが感じることだと思う。

 しかし、呼気検査で0.8も出るような泥酔状態であれば、「逮捕」ではなく「保護」でトラカンで朝まで放っておいて、朝になったら近所のジャニーズ関係者に引き取らせる、というのが普通だと思う。
 あえて「逮捕」する必要など、なかったはずだ(彼が、逃げるわけないし)

 よっぽど、赤坂警察署は、ジャニーズが嫌いなのか(過去にいやなことがあったのか?)

 また、尿検査で薬物反応がないのに、自宅を捜索差押をするというのは、はっきり言って別件捜索差押だと思う。しないとおもうけど、草なぎ君が国家賠償訴訟をやったら勝てると思う。
 私は、捜索差押許可状を発布した裁判官は、馬鹿だと思う。
 
 裏事情がわからないが、なんとなく、おかしな「逮捕」である。

 追伸
 本当は、一緒にいた友人が自宅まで届けるのがマナーだし、一緒にいた友人が草なぎ君の携帯電話をつかって事務所関係者を呼び出して引き渡すのがよかったと思うが、どちらもなされなかったようだ。

 自ら招いた酒でのトラブルに酒に飲まれた本人はその責任を負わなければならない。
 しかし、いろんな意味で、今回は、少々、気の毒な気がする。
 少なくとも、ちかんのように他人に具体的な被害を与えたわけでもないから、彼は「最低の人間」ではない。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

2009.03.28更新

 始まってからずっと見ているけど、あんまり面白くない。
 
 いままで見てきた平成ライダーが、中途半端な形で出てくるので、場面によっては、少し腹が立つ展開もあって、ちょっとがっかりである。

 放送は30回で終了するというので、今後、どのように物語をまとめていくのか少し気になるが。

投稿者: ヒューマンネットワーク三森法律事務所

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